また番組冒頭には、昨年行われた小沢健二のコンサートツアー「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」にタモリが招かれたことも明かされた。
深い絆で結ばれた小沢健二とタモリ
タモリと小沢健二は年齢差を越えた深い絆で結ばれている。その詳細については樋口毅宏の小説『さらば雑司ヶ谷』(新潮社)に詳しい。
作中、雑司ヶ谷の住人たちが“最強のミュージシャン”をめぐり激論を繰り広げるシーンがある。ジョン・レノン、マイルス・デイビスに並び引き合いに出されたのが小沢健二であり、裏付けとしてタモリの小沢評が引かれるのだ。
これは『笑っていいとも!』に小沢健二が出演した際のタモリの発言から引用されたといわれている。
むかし、いいともにオザケンが出たとき、タモリがこう言ったの。『俺、長年歌番組やってるけど、いいと思う歌詞は小沢くんだけなんだよね。あれ凄いよね、"左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも"って。俺、人生をあそこまで肯定できないもん』って
タモリが絶賛する小沢健二の曲とは
タモリが絶賛する曲は、小沢健二が1995年に発売した10枚目のシングル「さよならなんて云えないよ」である。『さらば雑司ヶ谷』の新潮文庫版では、浅草キッドの水道橋博士が解説を執筆しており、博士はタモリに直接、この件を尋ねている。
そして、タモリさんが、この4ページを一読された後に、「ふ~ん……。
小沢健二は、2014年の3月20日の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)にも「テレフォンショッキング」のゲストで出演している。その際、小沢健二がその場でギターの弾き語りで披露した曲の中には、「さよならなんて云えないよ」は含まれていた。
タモリがこの曲を気に入っており、小沢健二の才能に惚れ込んでいるのは確かだろう。
※イメージ画像はamazonよりさよならなんて云えないよ