
外でお仕事をされている方を尊敬します。フリーランスの筆者は、最近は専ら家で仕事をしています。
そんなときに、自分自身が外で働いていたときのことを思い出しながらよく思うのです。外で働いている人達はみんな、休みたいときに休めなかったり、常にお客や職場の仲間など、誰かしらの目があって、神経張っているんだよなぁと。
そんな社会人の皆さんの、職場で一番落ち着く場所を聞いてみました。
その名の通り「休憩室」

「朝の休憩室」(50代女性/販売職)
まだ誰も来ないうちのコーヒータイムが落ち着く
「バックヤード」(20代女性/美容室)
お客様の髪の毛をほうきで集めてバックヤードに行くときや、雑誌の間に挟まった髪の毛をバックヤードで取っているときが、職場にいるとき一番落ち着く時間だった

「バックヤード」(10代男性/ホームセンター)
バックヤードにティッシュの箱が重ねられているところがあり、そこが死角になるので好きだった
前述したように、基本的に人の目があるからでしょうか。ひとりになれるところや、周りから死角になるところに落ち着きを感じるようです。
職場の仲間とお話するのも楽しいですが、「楽しい」と「落ち着く」の違いがあるように思います。

「休憩室」(50代、40代、20代女性/販売職)
お昼やリフレッシュタイムに思い切りおしゃべりができるから
…と思いきや、おしゃべりをしているときが落ち着く方々もいるようですね。こちら、女性の回答に偏ったところが特徴的です。
しかしやはり「ひとり」が落ち着く
しかし多いのは、やはりひとりになれる場所に落ち着きを感じる人のようです。

「喫煙所」(40代女性/レジ担当)
ただし誰も居ないとき
「車の中」(20代男性/アニメ制作会社)
「屋上」(20代男性/ゲーム販売店)
こちらの回答もふたつとも、「ひとりになれるから落ち着く」とのこと。

「人があまり来ないトイレ」(30代男性/ライター)
トイレは回答にあるだろうなと思ったら案の定。
ただそうなんですよね、「トイレ」といっても、駅のトイレ並みに人がぞろぞろ来るトイレは、逆に落ち着かないですよね。
しかし筆者、アルバイト時代に、人があまり来ない暗い場所にあるトイレに水を汲みに行くときいつも、幽霊と出くわしてしまうのではないかと怯え、これまた落ち着かずでした。ひとり暮らしの人の場合、「最高のトイレは我が家の!」という人が、きっとほとんどではないでしょうか。

「トイレ」(30代男性/美容室)
接客業が好き。でも、落ち着く場所には「非日常」を求める。
だから、料理人なら食材がない場所、接客ならひとりでいられる場所が落ち着くのだと思う
そうそうそう。仕事が嫌いというわけではないのですよね。好きだったり、真剣に取り組んでいるからこそ神経を張っていて、別の場で落ち着きを感じるのだと思います。そこに職種とは反対の「非日常」を求めること、納得できます。メリハリをつけるためにもよさそうですね。
「職場」が落ち着く
別の場所へ移動せずに、就業中の自分のテリトリーに落ち着きを感じる人もいました。

「自分のデスク」(50代女性/管理職)
安心して仕事に没頭できる
「自分のデスク」(40代男性/会社員)
最近は、モバイルパソコンさえあれば、不特定の人が自由に使えるカウンター式デスクがあるが、自分流にレイアウトも出来ないので、落ち着かない
海外ドラマでよく、家族の写真をデスクにおいている様子を目にしますが、自分のデスクに落ち着きを感じる方々はきっと、職場のデスク周りを自分のテリトリーとして、うまく居心地の良さを作ることができているのでしょう。
「厨房」(10代男性/居酒屋)
バックルームはゴキブリが出るし、厨房は接客もなかったから居心地がよかった
あぁゴキブリが出るのなら、「バックルーム」はさぞ「バッドルーム」だったに違いありません…。
そして職場の居心地がいいこと! 筆者は働く上で一番大事なことだと思っています。
(武井怜)