
「ミシュランガイドに載った」
と言うと値段がお高くて入りにくいんじゃないか…みたいなイメージがあります。星付きだとなおさら。
実は、ミシュランガイドには通常の評価指標の他に、「ビブグルマン」という評価指標があります。この「ビブグルマン」とは公式サイトによると「星の評価から外れるものの、5,000円以下でコースや単品がリーズナブルにいただけるオススメのレストラン」のこと。つまり、星はつかなくてもミシュランお墨付きのお店ということなのです。
この「ビブグルマン」の評価を受けた味噌ラーメン屋さんが筆者の家の近所にあると聞きつけました。ミシュランお墨付きのラーメンってどんななの?
ミシュランのお墨付き店は商店街の中に
そのお店は渋谷の初台の商店街の中にありました。開店は11時半。ちょうどに訪れると、行列はなかったものの、開店時間に合わせたお客さんがどんどんやってきます。

お店の名前は「一福(いちふく)」。看板の下にミシュランに掲載された旨が書かれています。

入口には、ミシュランの公式のステッカーが!期待が高まります。

暖簾をくぐって中に入り、券売機で券を購入。

もちろん、メインの「味噌らぁめん」(730円)です。味噌ラーメン以外にも醤油ラーメンなどもあるようです。

店内にはサイン色紙が。あの大勝軒の山岸氏のサインが大きく飾ってあるのが印象的でした。
店内は、L字のカウンターと、6人くらいが腰掛けられる大きなテーブルがあります。広くはないですが、テーブルもあるので家族連れの方も多いようです。
そして、「一福」さんの一番の注意点は、11時30分から15時までの昼のみの営業というところ。以前は夜も営業していましたが、現在は昼のみなので気をつけて。
ほっこりした懐かしの味噌の味
この「一福」は女将さんが切り盛り。てきぱきとラーメンを作っていきます。
その女将さんの手で出来上がった「味噌らぁめん」は、シンプル!

具材はチャーシュー2枚、メンマ、ネギ、クルトン(?)といった感じです。味噌のいい香りが漂います。

味噌スープを一口飲むと、濃厚で深い味わい。ちょっと懐かしさを感じる味なんですが、ここの味噌は複数の信州みそを独自にブレンドしたものだとか。

麺は中太のちぢれ麺。いい感じに味噌のスープが絡まります。少しコシがあり、時間が経っても美味しくいただけました。

そして、チャーシューが分厚い!脂身が少ない豚もものブロックで作られたものなのか、注文が入ると女将さんが切ってくれます。この分厚いチャーシューが2枚も入っているので、満足感たっぷり!
別の日に酒粕入りの「囲炉裏麺」(1080円)をいただきましたが、こちらは酒粕が深みを出してくれて、また違う味わいに。

寒い日に食べると、酒粕の効果で身体が芯まで温まって、言葉通り「囲炉裏」に入っているみたいな気持ちになれましたよ。

最後の一滴まで飲み干したくなるほど美味しいお母さんの味の味噌ラーメン。筆者が食べている間にもどんどんお客さんは訪れてきており、人気の高さを感じました。
あなたもミシュランに載った味噌ラーメンを食べに行ってくださいね。ほっこりした味噌汁スープは「また食べたい!」と思わせてくれますよ。
(西門香央里)
一福
東京都渋谷区本町2-17-14 小泉ビル 1F
営業時間:火~日 11:30~15:00
定休日:月曜日