お湯を注ぐだけでふわふわの卵が食べられるインスタントの「本格派たまごスープ」。発売30周年となるロングセラー商品だ。
製造・販売を手掛けるMCフードスペシャリティーズによると次のようなこだわりがあるという。
「溶き卵を入れて作る『かきたま汁』のような、ふんわりとした卵の食感を実現しました。たまごのふんわり感を損なわないように投入のタイミング、かき混ぜ方などの製法に工夫を凝らしています。
また他の具材も全体に調和するよう、彩りよく配合しています。調味料メーカーとしての経験を活かし、どんな料理にもよく合うようにベースの味にもこだわりました」
本格派たまごスープの本格度を料理に使って検証
この「本格派たまごスープ」はスープとしてそのまま使う以外に、卵料理としてアレンジ可能だという。都内在住の主婦に「天津飯」「ゴーヤチャンプルー」「あったかおろし蕎麦」の3種類を作ってもらった。
●天津飯
まずは天津飯。見栄えは到底、フリーズドライのスープとは思えない本格派! これは大成功といえそうだ。
「本格派たまごスープを、天津飯の上にかける『あん』として使用。簡単に本格的な天津飯のあんを作ることができた」(主婦)
【あんの作り方】
本格派たまごスープ、みりん、薄口しょうゆ、薄口だししょうゆ、ウェイパー、黒胡椒に水溶き片栗粉を入れる。
●「ゴーヤチャンプルー」
ゴーヤチャンプルーはもはや卵スープの気配すら感じさせない、さりげなさNo.1の結果となった。
「本格派たまごスープを砕いて、ゴーヤなどの具材を炒めた後に投入。
スープの味付けで旨みが出た」(主婦)
●「あったかおろし蕎麦」
あったかおろし蕎麦には、本格派たまごスープをそのまま蕎麦の出汁として使って作ったのだという。ふわふわ卵も入って、ちょっと贅沢な蕎麦となったようだ。
「味付けは本格派たまごスープと薄口しょうゆのみ。大根おろしと海老天をトッピングしたが、何でも合うと思う。簡単なもので済ませたいお昼ご飯などに、ピッタリのメニューだと思う」(主婦)
どれも“本格派”な仕上がり。正直、どれが最もおいしかったのかと聞いてみると、
「どれもおいしかったので、はっきり言って甲乙つけがたい! ゴーヤチャンプルーと天津飯で迷ったけど…しいて言うなら天津飯かな」とのことだった。
本格派たまごスープの本格ぶりは、ふわふわ卵とこだわりのスープが、料理に使っても健在のようだ。
(石原亜香利)
取材協力
MCフードスペシャリティーズ
http://www.mc-foodspecialties.com/
編集部おすすめ