2017年は『クレヨンしんちゃん』のアニメ放送開始25周年となる。これを受け、作中に登場するスーパー「サトーココノカドー」がしんちゃんの地元、埼玉県春日部市に期間限定で登場し話題となった。
いまや国民的キャラクターといえる『クレヨンしんちゃん』だが、放送開始当初は物議を醸しだすこともあった。しんちゃんの下品な言葉づかいや、お尻丸出しの行動はもちろん、親を呼び捨てにする事に対する批判も存在した。
アニメが放送開始となった1992年は、いまだ「昭和の封建的な家庭像」が残っていたのかもしれない。
翌1993年に公開された長編映画シリーズの第一作目『アクション仮面VSハイグレ魔王』では、ハイグレ魔王がモヒカンのオカマという設定であり、部下のTバック男爵の描き方も同性愛者を揶揄していると問題になった。
それでも『クレヨンしんちゃん』の本質にはこうした毒気があるといえる。
『クレヨンしんちゃん』の原作マンガは1990年8月、双葉社の『漫画アクション』(のちに『まんがタウン』へ移籍)で連載開始となった。
『漫画アクション』は青年誌であり、アニメで描かれるスケベなしんちゃんの姿はよりハードに表現されていた。例えば、しんちゃんが両親のコンドームを発見したり、性行為を「プロレスごっこ」と発言するさまが描かれている。
さらに、のちに恋人が爆弾テロで死亡したことから、しんちゃんが通う幼稚園のまつざか先生が自暴自棄になり、自殺未遂を起こす“鬱展開”も描かれた。
アニメ以上にマンガ原作はブラックな要素が多くあるといえる。
『クレヨンしんちゃん』は、時間の経過が描かれている点も特徴的だ。はじめは両親としんちゃんの核家族だった野原家にペットのシロが加わり、のちに妹のひまわりが誕生する。
これによりお兄さんとしてしんちゃんも成長し、『クレヨンしんちゃん』自体も毒気が後退。よりアットホームなアニメとなっていったのだ。
※イメージ画像はamazonより映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 (アクションコミックス)
物議を醸した『クレヨンしんちゃん』
いまや国民的キャラクターといえる『クレヨンしんちゃん』だが、放送開始当初は物議を醸しだすこともあった。しんちゃんの下品な言葉づかいや、お尻丸出しの行動はもちろん、親を呼び捨てにする事に対する批判も存在した。
アニメが放送開始となった1992年は、いまだ「昭和の封建的な家庭像」が残っていたのかもしれない。
翌1993年に公開された長編映画シリーズの第一作目『アクション仮面VSハイグレ魔王』では、ハイグレ魔王がモヒカンのオカマという設定であり、部下のTバック男爵の描き方も同性愛者を揶揄していると問題になった。
それでも『クレヨンしんちゃん』の本質にはこうした毒気があるといえる。
アニメ以上に過激な原作マンガ
『クレヨンしんちゃん』の原作マンガは1990年8月、双葉社の『漫画アクション』(のちに『まんがタウン』へ移籍)で連載開始となった。
『漫画アクション』は青年誌であり、アニメで描かれるスケベなしんちゃんの姿はよりハードに表現されていた。例えば、しんちゃんが両親のコンドームを発見したり、性行為を「プロレスごっこ」と発言するさまが描かれている。
さらに、のちに恋人が爆弾テロで死亡したことから、しんちゃんが通う幼稚園のまつざか先生が自暴自棄になり、自殺未遂を起こす“鬱展開”も描かれた。
アニメ以上にマンガ原作はブラックな要素が多くあるといえる。
『クレヨンしんちゃん』の特徴
『クレヨンしんちゃん』は、時間の経過が描かれている点も特徴的だ。はじめは両親としんちゃんの核家族だった野原家にペットのシロが加わり、のちに妹のひまわりが誕生する。
これによりお兄さんとしてしんちゃんも成長し、『クレヨンしんちゃん』自体も毒気が後退。よりアットホームなアニメとなっていったのだ。
※イメージ画像はamazonより映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 (アクションコミックス)
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