「筋トレで世の中の悩みはほぼ全て解決できる」と説き、Twitterフォロワーは17万人を超えるマッチョ社長・Testosterone。本連載では、世の中の悩める男性に喝をいれ、筋トレによるライフハックを提案します。
「クラッシャー上司」に困ったら筋トレしろ【Testosteroneの筋肉仕事術】

常日頃から筋トレの素晴らしさをツイートしている俺だが、以前こんなことつぶやきをしたところ、多くの共感の声が集まった。


世の中には上司との付き合い方に悩んでいるビジネスマンがたくさんいて、なかでも(4)が多くの人の心に刺さったようだ。
上司といえば、巷では「クラッシャー上司」に悩む人も少なくないらしい。クラッシャー上司ってのは、部下を平気で潰しながら出世していくやつらのこと。部下の身体や精神が崩壊するまでネチネチ詰める奴らが多いそうだ。

今回は、運悪くクラッシャー上司にあたってしまった場合の対処法を授けたい。その方法とはズバリ、筋トレして強くなって奴らがあまりにもしつこいようであれば締め落とすというシンプルかつ最強のソリューションだ。……というのは冗談だ。
「よし、いっちょ筋トレして締め落とすか」って思った素直なそこの君! 絶対にやったらダメだぞ!
文字通り本当に葬れと言ってる訳じゃない。1.話を聞く 2.葬るという二択から1.を選ぶという事が大切なんだ。選択権があれば、心に余裕が生まれる。つまり、筋トレをして強くなり生殺与奪権を握れば、心に余裕が生まれるのだ。


筋トレは最強の精神安定剤


筋肉が君を守ってくれるんだ。
屈強な肉体を手にすれば、上司からガミガミ言われているときも「たしかにお前のほうが立場は上だが、ここで一戦交えたら俺は間違いなくお前を葬ることができる」と思えるだけで、気の持ちようがずいぶんと変わる。
しかも、こういった上司に悩まされるときは往々にして精神もやられがちだが、筋トレをしていればテストステロンやノルアドレナリンの分泌でやる気や高揚感が、セロトニンの分泌で幸福感が保たれ精神の崩壊を防いでくれる。筋トレは、最強の精神安定剤/ストレス解消法でもあるのだ。
「クラッシャー上司」に困ったら筋トレしろ【Testosteroneの筋肉仕事術】
画像はイメージ

クラッシャー上司に恐れおののく必要なし


真面目な話、人間は誰しも何かしらの才能や適正を持っている。でも、それは正しい場所でないと十分には発揮されない。いわゆる「適材適所」っていうやつだ。正しい努力をしているのに仕事が上手くいかないのは、君の所属部署や担当する作業がたまたま適正に合わないだけかもしれないのだ。
そもそも、君の上司が会社から求められている「マネジメント」は、君みたいな部下の適材適所を見極めること。つまり、クラッシャー上司は、自分の仕事すらできない人間ってことになる。君を「ダメな人間」だなんて罵倒する権利は一ミリもないわけだ。

それに、実力というより年次の関係で出世している人間もいる。困ったことに、大企業になると器の小さなやつにも役職を与えないといけない事情もある。上司って言ったって、しょせん君より生まれが早くてたまたま10年先に会社に入っただけの奴かもしれない。そんな奴に人格や人間としての能力を否定される覚えはないよな?

どうだ、こうやって冷静に考えれば考えるほど、クラッシャー上司のせいで自分を追い詰めることが馬鹿らしくなるだろう? たまたま早く生まれただけ、会社の中では立場が上、ってだけの奴を恐れおののく必要はない。

身体を壊すくらいなら会社をやめるのもアリ


自分の防御力をつけるのもいいが、クラッシャー上司の攻撃に本当に耐えられなくなったら、会社を辞めるもの一つの手だ。
世間では「3年は働け!」とよく言われるが、身体を壊してまで働く必要はない。筋トレに例えたら、悪いフォームでスクワットをし続けるようなもの。無駄な苦労ってやつだ。そんなことしてたら身体を壊して取り返しがつかなくなる。特にメンタルに異常をきたしてしまった場合、本当に取り返しのつかない事態になることもあるから、その前に逃げることは何ら恥ずかしいことではない。賢明な選択だ。

だが、いざ辞めるとしても、それ相応の“覚悟”は持ってほしい。雇う側からすると、前職を3年以下で辞めているとどうしても避けがちだ。きちんとした理由があっても、会社によっては詳しく聞いてくれないかもしれない。スムーズに転職できないリスクも踏まえて行動に移してほしい。
「クラッシャー上司」に困ったら筋トレしろ【Testosteroneの筋肉仕事術】
画像はイメージ

と、こうやってアドバイスすると「八方塞がりじゃないか!」と思われるかもしれないな。じゃあどうするか? ここでもやっぱり筋トレだ!

転職の面接にガリガリでひょろっとした人間が来て、「前職の上司がクラッシャー上司で……」と言われても言い訳に聞こえてしまう。それがいくら本当の話であっても、だ。
反対に、ムキムキでビシっとスーツを着こなしたやつが「前職はヒドい上司でした」と言ったら不思議と本当っぽく聞こえる。畳み掛けるように「たしかに自分はたった1年で辞めてしまいました。根性がないと思われても仕方ないかもしれません。でも、筋トレが趣味でご覧のとおり身体は丈夫です! 一生懸命働かせてもらいます!(爽やかスマイル)」と言われたらどうか? 「こいつデキそうやんけ!」と思うし、なんとなく本当に前の上司に非がある気がしてくるだろう?

認めたくないかもしれないが、見た目ってのは重要なファクターだ。
顔や身長と違って、筋トレすれば筋肉はつくんだから超ラッキーだろ? 筋トレするしかないんだよ。

クラッシャー上司に限らず、君に何らかの形で危害を加える上司は必ず存在する。しかも悲しいことに、君自身は上司を選べない。名だたる大企業にもクラッシャー上司がいる可能性は十分ある。こればっかりは運だ。
だが、運に左右されたり、クラッシャー上司につぶされていたら長い人生をやっていくことはできない。だからこそ、自分の身は自分で守る強さを身に着ける必要があるんだ。強さ、それは筋肉。そう、筋トレして筋肉を身にまとうしかないのだ!
(Testosterone)
編集部おすすめ