痴漢被害でっち上げたネット美人局事件に「登場人物全員クズ」の声 スマイリーキクチも反応
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“痴漢を疑われた男が線路に降りて逃走”という事件が社会問題になるなど、最近は痴漢に関する話題が後を絶たない。そんな中、6月21日に発生した、痴漢被害をでっち上げて示談金をだまし取ろうと目論んだ疑いで男が逮捕された事件が話題になっている。


美人局の被害者にも厳しい意見


NHKニュースなどによると、21歳の男が26歳の女と共謀し、「痴漢をしてほしい」とネット掲示板に投稿。誘いに乗った50代男性にわざと電車内で女の胸などを触らせ、ホームに降りたところで「痴漢したやろ」と訴えたもの。女のスマホに男性とやり取りしたメッセージが残っていたため、いわゆる美人局だったことが発覚した。
痴漢被害をでっち上げた男は、虚偽告訴などの疑いで逮捕。女も近く書類送検される方針だという。一方で、美人局の被害にあった男性は釈放された。

TwitterなどSNSでは「おいおい。美人局もインターネットの時代か」「痴漢をでっち上げたり、悪用するのは酷すぎる」という反応が多くあがったが、痴漢の誘いに乗った男性は果たして純粋な被害者なのかと指摘する声も。
「いい年してなにやってんだ」「“痴漢”的行為はしたんじゃん」「登場人物全員クズ」など厳しい意見が見受けられた。

実際、ネット上では待ち合わせて同意のうえで痴漢をしようという人は少なくないようで、あるネット掲示板には「○○あたりで触りたいです。時間は○○」といった書き込みがされている。
しかし、女性が痴漢されるのを望んでいるように思わせる嘘の投稿もあるようだ。
2013年には、JR和歌山線で痴漢行為をはたいたとして逮捕された男が「合意の上で痴漢をした」と訴えたが、被害者女性は「そういったサイトを利用したことがない」と否定。その後「被害者女性のふりをして書き込んだ」という男性が自首してきたという事件が起こっていた。


スマイリーキクチも警鐘を鳴らす


さらに、この事件を知ったタレントのスマイリーキクチさんも反応。「ネットの書き込みを安易に信用する人も多いけど、デマや犯罪の罠は至るところにあるんだよ」とツイートした。



キクチさんは、1988年から1989年にかけて発生した「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人だというデマがネット上に流れ、仕事にも大きな影響が出るなどつらい時期を過ごしている。それだけに、実感のこもったツイートになっているようだ。
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