
カワウソって、可愛いらしいじゃないですか。Twitterでたくさん写真がリツイートされてくるから知っていますよ! 全国の水族館・動物園で「カワウソと握手ができる」イベントが実施されており、近年人気が急上昇中のカワウソ。
ところで東京・池袋の「うさぎカフェmimi」では、うさぎに加え、コツメカワウソ4匹とも触れ合えるそう。最近話題の、しかし謎の生き物カワウソと触れ合ってみたい! とお店にお邪魔したのでした――。
ふかふか、ほわほわ、ぬいぐるみのよう
「うさぎカフェmimi」では、3カ月ほど前よりカワウソ4匹、メスのぐう、かわ、タエと、オスの若林(ネーミングセンス!)をスタッフとして迎えました。用意されたサンダルに履き替えて、触れ合いスペースに入ると、まもなくスタッフさんがカワウソたちを連れてきてくれました。

やってきたカワウソたちは、キュッキュと鳴き声を上げながら、いきなり膝の上に乗って上目遣いでこちらを見つめてきた! 可愛い! そして触らせてくれる! 想像よりもふかふかしている!
こんな可愛い生き物がふかふかしているなんて、そう上手い話はないはず……本当はパサパサしているに違いない……と疑ってかかっていましたが、大変ふかふかしていました。上手い話、あった。短く柔らかな毛が生えていて、ふかふかというか、ほわほわというか。昔こんな触り心地のぬいぐるみがお気に入りだったなぁ……と懐かしい気持ちに浸れます。
2、3歳児のようなヤンチャさ

しかし、筆者に興味を示したのもつかの間、どうやらカワウソたちは筆者のカバンが気になったようです。4匹がカバンを囲み、持ち手の匂いをかいだり、かじったり。でもカバンに興味津々だったかと思うと、いきなり走り出してスタッフさんの足元にじゃれだし、次の瞬間にはまた走り出して棚にかけられた布を引っ張り始め、その次はカワウソ同士でおしくらまんじゅう……。
カワウソたちは、とにかくすばしっこく動きまくる! 目を離すと次の場所に走り出していて、止まっている瞬間がありません。たとえば猫のツンとした振る舞いが妙齢の美女、犬の人懐っこさが小学校中学年くらいまでの子供を彷彿させるものだとしたら、カワウソのヤンチャさは2、3歳児といったところでしょうか。
キュンと来るのは、いちいちグループで移動するところ。
無理やり握手は絶対NG

カワウソ4匹はまだ子供なので、1時間に1回はお客さんと遊べるように調整しているものの、出勤時間はその日によって変わるそう。カワウソと触れ合うときの注意についてスタッフの方に聞いたところ、「レースなどの飾りが多い服は、噛みつかれてしまうからNG」「香水や柔軟剤の香りは常識の範囲内で」「犬や猫を触るときより、もう少しソフトにタッチして」とのことでした。
とくに注意したいのは、「エサを握らない」ということ。噛みつかれてしまう可能性があるので、エサは手のひらに載せて与えるようにしましょう。
「猫ちゃんみたいに腕に絡みついて…」
筆者が初めてカワウソと接してみて感じた魅力とは、見た目の可愛さはもちろん、幼児的なヤンチャさ、カワウソ同士の仲良しさでした。では、日常的にカワウソと接するスタッフさんがときめく瞬間とは一体?
「鳴き声が可愛いのもありますし、あとカワウソって人間に結構懐くんです。近寄ってくるし、じゃれてくるし。猫ちゃんみたいに腕に絡みついて離さないこともありますよ!」
……そんな幸せな話があっていいのか! つまり、カワウソと仲良しのスタッフさんは、筆者が体験したのより100倍可愛い甘えん坊な姿も見ているということですよね。なんと羨ましい……。
「うさぎカフェmimi」を取材してから、カワウソのことばかり考えて暮らしています。仕事抜きでの再訪も近い。

<店舗情報>
うさぎカフェmimi
東京都豊島区東池袋1-13-9
烏駒第2ビル地下1階
http://www.usa-mimi.com/
(原田イチボ@HEW)