根強い復活希望の声を受けてか、昨年末、3時間特番として約5年ぶりに地上波で復活した。
そこで今回は番組MCを務めるライト東野(東野幸治)、レフト藤井(藤井隆)の二人にお話しを伺った。

東野幸治「3時間からまさかの1時間に」
まずは今回の復活について、お二人の率直な感想は?
東野「前回は昨年の年末にやらせていただきましたが、早速やらしていただくことになりました。好評だと思ってたんですが、前回の3時間からまさかの1時間に短縮ということで。なかなか世の中はいつまでも我々を認めてくれないんだなと(笑)。でも復活はありがたいですね」
藤井「復活と言う文字が出た時に『レギュラーなんですね』と言っていただくことも多かったですが、もちろんそんなことなくて単発です。こんな短い期間でもう一度やらせていただくことが嬉しいので、いつの日かまたレギュラーで……いや、それはないですかね(笑)」
『あらびき団』が復活した理由は?
そう謙遜した藤井さんであったが、ファンとしてはやはりレギュラーも期待したいところ。
ところで今回、復活した裏にはこんな経緯があったらしい。
東野「『あらびき団』の初期に大学生だったスタッフさんがTBSに入社して、その方がちょっと偉なって、復活しましたから。だからもう、ホントに首の皮一枚つながってる番組です」
さらにそのスタッフさんとの間に起きたエピソードを東野さんは語る。
「今日もそのTBSのお偉いさんがやってきて、なんか頂き物もうたんですけど、お茶でした。いや、ワインとかね、ドンペリとかかなと思ったら、お茶。もちろん、市販のなかではかなり高級なお茶ですけど。つまり、『あらびき団』ごときで酔うなと。ということだと俺は、イヤミやと思って、カーッと(笑)」
ブルゾンちえみが落選していた!
取材では昨年末のスペシャルのオーディションで、ブルゾンちえみを落選させていたことも明かされた。
誰もブルゾンちえみに気づかなかったという反省から、より視聴者に愛される面白いパフォーマーを選ぶべく、大々的なオーディションが行われたとのことだ。
東野「(ブルゾンちえみが)落選したと聞いた時は、大笑いしましたね(笑)。だから『あらびき団』なんだなと思ったりもしますし。たぶん『あらびき団』に出てたら、“with B”を注目してたような感じがするし、お互いにとって良かったのでは」
また今回、より視聴者に愛されるパフォーマーを選んだことについて、東野さんはこう"分析"する。
「ちゃんと世の中に愛されたいと。『あらびき団』もそろそろ誰かに抱きしめて欲しいんだな、ヨシヨシしてほしいんだなと言うのが、分かりました」
藤井「おっしゃる通りです。一方で、ヨシヨシを最初から期待していませんという、潔いザコシショウさんとかもいらっしゃいます」
それでは最後に、お二人からメッセージです!
東野「とにかくみなさんに見ていただきたいと。見なかったら我々これでもう最後でございます。本当にお願いします。いやマジで、マジで(笑)」
藤井「本当にご覧いただきたいです。なんとか皆さんのお力でよろしくお願いします」

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