日本でも買える、マクロン仏大統領夫妻が愛用する「フィガレ」のシャツとは? 

今年5月、フランス史上最年少で大統領に選出されたマクロン大統領。政界に入る前は投資銀行に勤める高給取りだったにもかかわらず、現在は1着450ユーロ(約5万9000円)というお値打ちなスーツを着ていることで注目を集めた。
同スーツはパリ市内にある紳士服店「ジョナス」のもので、ブリジット夫人が選んでいるという。

現地メディアによれば、マクロン氏が大統領に当選した後、同店には同じようなスーツを買い求める人が多く訪れたそうだが、もし興味があっても日本からは少々遠い……。ところがスーツではなく、マクロン大統領が愛用しているブランドのワイシャツなら、じつは日本でも買えるのだ。


夫妻ともに「フィガレ」のファン


仏フィガロ紙によれば、5月14日に行われた大統領就任式に先立つ同10日、ブリジット夫人がフランスの高級シャツブランド「フィガレ」を訪れ、就任式で着用するためマクロン大統領に贈るポプリン(ブロード)生地イタリアンカラーのワイシャツ(現地価格110ユーロ:約1万4000円)を選んだという。同ブランドは1968年に仏ピアリッツで創業し、最高級のエジプト綿を用いたシャツを作るブランドだ。

同紙によると、就任式前だけでなくマクロン夫妻はここ数年、パリ市内にあるフィガレに通っている。ブランドの公式Facebookページによれば、大統領の公式プロフィール写真のワイシャツも同じくフィガレのイタリアンカラーのものだ。
日本でも買える、マクロン仏大統領夫妻が愛用する「フィガレ」のシャツとは? 
パリ市内の店舗で出してもらった、マクロン大統領が着ているのと同じ型のワイシャツ。イタリアンカラー(左)の他にフィガレカラー(右)を着ている時もあるとのこと。

フィガレのシャツを着るのはマクロン大統領だけではない。ブリジット夫人自身もフィガレの愛好者である。仏テレビ局フランス3のドキュメンタリーで、ブリジット夫人はフィガレの黒ボタンの白シャツを着ていたと同紙は伝え、今年初め投資ファンドによって再建されたフィガレにとって広告になったとも報じた。


マクロン大統領が着るシャツをビジネス用に


同ブランドは、日本では東京のホテルニューオータニ館内に店舗がある。同店に問い合わせたところ、マクロン大統領が就任時に着用したものと同じ型のワイシャツ(2万1000円)は、ニューオータニ店でも取り扱っている。ブリジット夫人がテレビ番組で着ていたシリーズも置いており、それは最上位の素材を用いた「Black Label」という上位モデルにあたるという。


「数あるブランドの中から当ブランドが選ばれ大変光栄です。当ブランドのコンセプトは『Elegance with Passion』で、そのエレガンスかつ意思を感じさせるアイテムの数々は、世界中のビジネスパーソンをとりこにしています。マクロン夫妻にも素材、仕立ての良さをご理解いただけたのではないでしょうか」(日本の同ブランド担当者)
日本でも買える、マクロン仏大統領夫妻が愛用する「フィガレ」のシャツとは? 
マクロン夫妻が訪れるというパリ市内の店舗

同店によれば、利用する客層は30〜60代のビジネスパーソンが中心。ビジネス用の他にカジュアルシャツもそろえ、国際的なホテルの館内という場所柄、外国人客も多い。

現時点では、マクロン大統領がフィガレのワイシャツの愛好者ということで、ニューオータニ店に何か大きな反応があったわけではないそうだ。しかし「今後の反応を期待している」とのこと。マクロン大統領と同じ着心地を試したい場合は、一度お試しあれ。
(加藤亨延)
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