両国駅にある幻のホーム
両国駅に普段は立ち入ることができない3番ホームがあることをご存知だろうか。
この幻の3番ホームに立ち入ることができるイベントが、この夏開催されることになった。

2番ホームから見た3番ホームのイベントの様子
JR両国駅は1929(昭和4)年に建てられ、当時は房総半島(千葉県)へ向かう総武線の起点駅だった。
当時は東京、上野、新宿、横浜、新橋に次ぐ第6位の取扱収入をほこる巨大ターミナル駅だったが、29年前に定期旅客列車の発着がなくなり、閉鎖されてしまった。そのため現在は使われておらず、ホームは通常立ち入り禁止になっている。

ホームへは「3番線臨時ホーム入口」から入る
駅のホームでギョーザを焼く

両国駅には「ようこそギョーザステーションへ」の横断幕が
このイベントは味の素冷凍食品株式会社(以下味の素)のギョーザの発売45周年を記念したもので、誰でもギョーザを焼いて食べることができるというもの。もちろんビールなどのドリンクも一緒に楽しめる。
ホームにならんだ各テーブルにはガスコンロとフライパンが用意されている。

自分でギョーザを焼いて食べるスタイル

45周年お祝いキャラクター「ギョーザフェアリー」にも会える
ギョーザ発売45周年を記念して登場したギョーザの妖精・ギョーザフェアリー。ギョーザが羽根になっていて、手にはフライパンを持っている。

ホームには提灯が並んでいてちょっとしたお祭り気分も味わえる
ホームの壁の部分には昔の両国の風景が描かれている。
期間中は限定のイベント列車も3番ホームに乗り入れ、しばらく停車しているので写真撮影も可能だ。電車好きもテンションが上がりそう。

ただし乗り降りはできない
「ギョーザステーション」では普段立ち入ることのできない幻の3番ホームと、駅のホームでギョーザを焼くというダブルの非日常を体験できる。
ホームについたら、まずはスターターキット(450円/税込)を購入しよう。
この基本セットには味の素冷凍食品「ギョーザ」1袋(12個入り)とドリンクが付いている。ドリンクはビール(中瓶)、チューハイ、ノンアルコールビール、キリンレモン、ウーロン茶の中から好きなものを選ぶことができる。もちろん足りなくなったらギョーザもドリンクも追加で購入できる。

注文用紙に記入しよう

スターターキットはこんなかんじ

席に着いたら自分でギョーザを焼いていく
ギョーザは並べかたによって、焼き上がりの形をいろいろと作ることができる。
面白いギョーザの焼き方は味の素「ギョーザ」ブランドサイト内コンテンツ「ギョーザ焼き型道場」を参考に、今回は1番人気だという「イイネ」の親指を立てた形にチャレンジしてみることに。

並べ方で焼きあがったときに形になる
冷凍ギョーザは下の部分に水と油の層が凍っているので、焼くときに油を敷いたり水を差したりという手間は不要。火を点ける前のフライパンにギョーザを乗せ、蓋をして5分間蒸らしながら焼くだけ。誰が焼いてもビシッと焼ける。

ギョーザの下の部分の層の部分がうまく焼ける秘密
音がチリチリいってきたら蓋を開け、ギョーザのふちのあわの部分が茶色く色づいたら食べごろだ。

まんべんなく色が変わったらできあがり
焼き上がったギョーザはお箸などでよそうのではなく、お皿を当ててフライパンをひっくり返すと綺麗な羽根付きギョーザが。

フライパンにお皿を当てて

ひっくり返す

イイネ……? むずかしい

タレはお好みでお好きな物を
テーブルの上には醤油、お酢、ラー油の定番の他に、マヨネーズ、黒酢、味の素、コショウ、生しょうが、からし、和からし、柚子こしょうなど、各種調味料が用意されている。レギュラーなお酢、ラー油、醤油の組み合わせはもちろん、さっぱりしたお酢と胡椒や、マヨネーズに少量のお醤油とラー油の組み合わせも濃厚な味わいを楽しめる。
また各テーブルには写真撮影用の自撮り棒も備えつけられているので、ギョーザを食べながらみんなで写真を撮影できる。
ギョーザを食べる楽しさを体験できるギョーザステーション。
今回の両国はJRの全面協力のもと実現した第一弾となり、今後イベントは札幌・仙台・東京・大阪・名古屋・福岡の全国6都市で開催される。他の都市は開催場所が決まり次第告知される。
【イベント名】ギョーザステーション
【イベント期間】2017年7月14日(金)~28日(金)
【営業時間】平日 17:00~23:00(LO・22:15)、土日祝日 11:00~23:00(LO・22:15)
【開催場所】JR総武線両国駅3番ホーム(※入場券またはSuicaなどの交通系ICカードで改札内への入場が必要)
【WEB】味の素冷凍食品株式会社内「ギョーザ」ブランドサイトまたは公式Twitter(@iza_gyoza)にて随時更新
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