
3月。フリーランスの仕事が途切れて不安に襲われていました。
不安を取り除くために「アルバイトをしよう」と考え、履歴書を買いに行きました。
いつもはデータの履歴書で面接に挑むのですが「文字を書いて気を紛らわせたい」と言う気持ちから紙の履歴書を求めホームセンターへ。
ホームセンターには履歴書が8種類ありました。
「履歴書だけでこんなにあるのか!」と驚き「中身を全部確認したい!」と好奇心にかられました。値段はそれぞれ80円~200円と安い。
そこで、全種類買って何が違うのかを実際に記入して確認します。
雇用形態別に履歴書があることに驚き
買ってきた履歴書を見てみると、雇用形態別(正社員・パート・アルバイト)に履歴書が!
そして、新卒用・転職用とまた分類されています。
一般用(新卒用)
実際に記入してみます。
※左側は名前と学歴




一般用は新卒用の内容でした。
一般用とは書いてあるものの、在学中に作成することを想定した学科・クラブ活動など学校に関係あるものを記入する欄が多く感じました。
用途が記載されていないのは大体、学科・クラブなど新卒の為の内容となっているようです。
アルバイト・パート用
これも実際に記入してみました。
※左側は名前と学歴



アルバイト・パート用は簡潔でした
アルバイト・パート用の履歴書は最終学歴だけ記入すればいいので、細かな学歴を書きたくない。という場合でも安心です。
仕事に入れる希望日を記入する欄があって便利。
アルバイト・パート用だけあって、学科・クラブ活動の記入欄はありませんでした。
転職用
これも実際に記入しました。
※左側は名前と学歴

転職用ですが「スポーツ・クラブ活動の体験で得たこと」を記入する欄があり、これは第二新卒の転職用でしょうか。
履歴書に記入して気付いたことがあります。
実際に就職しないのに架空の会社を想像して好き勝手書く履歴書はストレス発散になることが分かりました。

適当に書いていても自分の経験で履歴書を書くので自分が少しわかった気がします。
どうやら私は絵関係の仕事をしたいらしい。
それ以外特に考えられませんでした。
自分が新卒の時は手書き一択だった
私が就職をする時は手書きのみでした。約12年前の話です。
その時の履歴書の作り方が面白かったので紹介します。
まず、完成品を作ります。

完成品の上に履歴書を置いてライトボックスで文字を透かして模写し、大量生産するという手法をとっていました。
転職時はデータで作成

就職から7年後、失業した時に通った職業訓練校で「今、履歴書はデータで作成する時代です」と学んだ経験から手書きの履歴書は廃れているものだと思いこんでいました。
採用担当に聞いてみた
人を採用する時にWebエントリーシートではなく手書きでの履歴書を重視しているのは何故なのか? 企業の採用担当者に聞いてみました。
※この時点まで私は紙の履歴書は廃れているものと思っています。
「Webエントリーシートと当日手書き(Wordでも良い)の履歴書で今まで200人以上面接をしています。手書きを重視するわけではないですが、字の綺麗・下手ではなく殴り書きだったり空欄が多い人で採用に至った人は少ないです。写真の撮り方・貼り方でも人柄が見えます」(空間運営)
私も「ここはいいか」と自己判断で空欄にした事があります。
そういったところも見ているのですね。
手書きの履歴書である程度その人がみえる
「修正液を平気で使ってくる・引っ越しで住所が変わっても直していない・写真の切り方・貼り方、最初は丁寧でも最後が雑。など性格が履歴書に表れています。写真の切り方・貼り方が雑な人は仕事も雑でした。写真に関しては使いまわしているケースがあり、使いまわすということはあちこちで不採用ということですよね」(接骨院経営)
履歴書で心理分析ができそうですね。
他にも人柄・個性が見えるという意見が多く寄せられました。
今でも手書きの履歴書を重視しているとは知りませんでした!
業種・場合にもよる
業種によってWebエントリーシート・データ履歴書のみのところもあるようです。
新聞をとっていて求人チラシからの応募は手書きの履歴書、Web求人からエントリーシートのみで応募など生活習慣でも違いはあるそう。
一概にどっちがいいとは言えないようです。
就職する時は自分に合った履歴書で丁寧に作成するぞ!
経営者・採用担当者から話を聞いて、「履歴書って意味あるの? 面接でいいじゃん」となんとなく考えていた私の履歴書にはそれが見えていたということでしょうか。こ、こわい!

(ぬっきぃ)