
画像はイメージです。
30歳を過ぎたら貯金はどの程度あるべきなのか、7月22日に「はてな匿名ダイアリー」に「30過ぎて100万も貯金が無い奴は信用できない」という記事が投稿され、賛否両論が巻き起こっている。
「人それぞれ事情がある」「低いハードル」ネット上で意見真っ二つ
記事冒頭で投稿者は「貯金100万作って維持してるかどうかは、まともな社会人かどうかのリトマス試験紙になる」とコメント。さらに「作れた事が無い奴は例外無くクズ。
過去作れても維持できてない奴もクズ」ときっぱり断言している。投稿者によると100万円という額は「子どもが進学したとか、車が寿命とかで普通に出ていく」金額であり、「100万くらいの遊び金なかったら病気もできない」とのこと。30歳を超えていれば、必要な時にすぐに出せて当然の額だと力説している。
また一方では「その程度の金額だけれど、1カ月頑張っただけでは大半の人が準備出来ない」「だからこそ、先を見るとか計画性とかがわかるんだよね」とも。100万円という額は、将来を見据えてお金を管理できる人かどうかがわかる指標になると考えているようだ。
ちなみに投稿者自身は、33歳の既婚者で子どもはおらず、貯金は900万円ほど。「財形&確定拠出年金と親から貰った家土地合わせて資産2000万くらい」だという。
この投稿にはネット上で賛否両論が上がっており、否定派からは「人それぞれ事情があるのに軽々しくクズっていう奴こそクズ」「他人の貯金額気にしてる人の方が信用ならない」「あなたは他人の貯金額を聞くんですか? あなたに信用される利点はなんですか? 何様ですか?」と批判の声が相次いでいる。
一方、賛成派からは「100万円は優しい数字。もっと数字が大きくてもいい」「大体同意する。普通に使ってても貯まる金額だからね」「極めて低いハードルだと思う。ちょっとでも先の事を考えてる人は100万円くらい持ってる」という声が上がっていた。
30代・40代の2人に1人は貯蓄が「50万円以下」!?
今年3月には「SMBCコンシューマーファイナンス」が「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2017」を公開。30歳~49歳の男女を対象に、金銭感覚についての意識調査をインターネットリサーチで行った結果を発表している。同調査によると、“現在貯蓄できている金額”が「0万円」と答えた人は25.4%と、およそ4人に1人の割合。「1万円~50万円以下」が28.3%となっており、半数以上の人が貯蓄額50万円以下であることがわかる。
一方で「400万円超~500万円以下」が5.4%、「500万円超~1千万円以下」が6.6%、「1千万円超」が6.6%となっており、貯蓄額が300万円を超えている人は合計で20.4%と、およそ5人に1人の割合。30代、40代では貯蓄が出来ている人と出来ていない人が二極化している一面があるようす。さらに貯蓄額の平均を5歳区切りの年齢別で見てみると、20代後半が72万円、30代前半が95万円、30代後半が154万円、40代前半が147万円という結果に。100万円の貯蓄が“信用できる”ことの指標になるかどうかは別として、一般的に30代で100万円程度の貯蓄に励んでいる人は多いようだ。
編集部おすすめ