「丸の内OL」の7割以上が慢性疲労状態 上司からの「前にも言ったよね」で疲れ倍増
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養命酒製造は7月19日、一都三県在住の東京都で働く20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名が対象の「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態」の調査結果を発表した。

「丸の内OL」の7割以上が慢性疲労状態 上司からの「前にも言ったよね」で疲れ倍増
養命酒製造「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態」資料より


全回答者に「現在疲れを感じているか」を聞くと、80.7%が「感じている」と回答。
男女別にみると、男性が76.0%、女性が85.4%だった。また年代別では、40代が85.8%で他の年代と比べて疲れを多く感じていることが明らかになった。

「丸の内OL」の7割以上が慢性疲労状態 上司からの「前にも言ったよね」で疲れ倍増
養命酒製造「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態」資料より


次に「一晩寝ても疲れがとれない(休んだ気がしない)」にどの程度あてはまるかを聞くと、70.4%が「あてはまる」と答え、慢性疲労の状態にあることが明らかに。勤務地別にみると、東京・丸の内エリアが76.6%と最も高く、新橋・汐留エリアで73.3%、赤坂・六本木エリアで72.0%が続いている。また、丸の内勤務の女性の慢性疲労度は79.3%だった。

「丸の内OL」の7割以上が慢性疲労状態 上司からの「前にも言ったよね」で疲れ倍増
養命酒製造「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態」資料より


全回答者に「どのようなことが疲れの原因になっているか」を聞いたところ、43.6%が「仕事の人間関係」、40.9%が「仕事の内容」、31.5%が「仕事の量(労働時間・残業など)」と、仕事に関する事柄が上位3位を占めた。
男女別にみると、女性は男性よりも「気温・湿度(じめじめした暑さなど)」(男性:14.0%、女性:34.2%)が20ポイント以上高く、「体質・体調(アレルギーや生理不順など)」(6.8%、20.0%)、「職場の空調」(5.2%、17.8%)、「家事」(2.0%、14.6%)、「通勤」(21.2%、32.2%)は10ポイント以上高かった。
「通勤」が疲れの原因になっている割合を住居別に見てみると、東京都内の住居者(21.6%)よりも、郊外の住居者(38.7%)の方が割合が高いことが明らかになった。

「丸の内OL」の7割以上が慢性疲労状態 上司からの「前にも言ったよね」で疲れ倍増
養命酒製造「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態」資料より


また仕事関係で疲れを感じているひとが多かったことから、全回答者に「上司のセリフで疲れが倍増したことがあるか」を聞くと50.5%の人が「経験あり」と回答。「実際に上司に言われて疲れが倍増したセリフ」を聞いたところ、1位は「常識でしょ/当たり前でしょ」(13.6%)だった。続いて2位は「そんなこともできないの?」(12.6%)、3位は同率で「前にも言ったよね?」と「自分で考えてやれ&勝手のやるな」(12.0%)がランクインした。
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