将来どこの国で暮らすのかで変わる教育内容
ここで注目すべきは、トルコ人学校は決してトルコ人の子女にだけ門戸が開かれているわけではないということだ。トルコ人学校にはドイツ人も通うことができる。実際にベルリンのトルコ人学校にはドイツ人の生徒も通学しており、子どもをトルコ人学校に預けるドイツ人家庭の親は「クラスの規模が小規模であること」「優秀な教師がそろっていること」などを理由に挙げる。
さらにトルコ人学校では、トルコ語の授業はあるものの、その他の授業はドイツ語で行われる。この点もドイツ語ではなく、日本語を主として進められる日本人学校との大きな違いであろう。トルコ人学校の生徒の大多数は、今後もドイツで生きていく。そのために必要なものは、何と言ってもドイツ語なのだ。上述の学習到達度調査でも、現地語がどれだけできるかということが、学習能力を高めるための大きな鍵だと証明されている。トルコ人学校が見据えているのは、子どもたちにトルコ本国と同じ教育をほどこすことではなく、子どもたちがトルコという自分の出自を学びながら、ドイツで生きていく力を養うことだ。
外国で言葉や文化を維持することは容易ではない。そのやり方も幾通りもあるだろう。しかし、それぞれのグループが、子どもたちの将来を考えて奮闘する姿勢は共通しているのだ。
(田中史一)
ドイツでは経済界による移民推進が問題になっている。まず移民推進派は、自宅に自分より貧困の人を住まわせてみてください。きれいごとでは済まされない。
ドイツでは難民を排斥しない。てめえさえよけりゃあ難民は死んだっていいから受け入れるな、という日本のバカウヨとは真逆の、人道最優先の国ドイツ。
大変なのはわかるけど、助けてくれた人の家で我を通されても困る。ドイツ国民だって難民のために生きて働いて税金払ってるわけじゃない。その辺のことは難民はわかってるのかなあ。