今回、放送にあたって主人公・赤木しげるを演じる本郷奏多さん、宿敵市川を演じる鹿賀丈史さんが取材に応じました。
13歳の役を演じる、27歳の本郷奏多
再び赤木を演じることとなった本郷さんは続編決定の喜びをこう振り返ります。

本郷:「単純に嬉しいですね。前作が好評だったから続編が決まったと思っていますし。前作の放送後は雀荘でお兄さんに話しかけられるようになりました」
今回のシリーズでは、13歳の設定であるアカギ。本郷さん自身とは歳がかけ離れていますが、それについてはどのように感じるのでしょうか。
本郷:「13歳の役を今年27歳になる僕がやるというのは、非常に衝撃だと思うので(笑)。セリフの中でも『年はいくつだ』『13』というセリフがあるんですけど、そこが一番の僕の山場かなと思ってます(笑)」
そして「市川編」で市川役を演じられる鹿賀丈史さん。今回演じる盲目の凄腕雀士・市川という人物について次のような印象をお持ちのようです。

鹿賀:「盲目の雀士というのは、やはりそうとう頭が良いというか、凄みがありますよね。目の見えない分、相手の牌に対しても読みとか、耳が良いとか優れている部分があるのでしょう。凄く天才的な雀士だと思います」
努力はしない!? 「実写化作品を演じる」ということ
ところで本郷さんといえば、『GANTZ』『進撃の巨人』など、数多くの実写版の役を演じています。
こういった、すでに漫画やアニメの原作が存在する作品を演じる際、どんなことを意識しているのでしょう。
本郷:「原作のイメージ通りになるべく演じるようにしてますね。
そして鹿賀さんも、過去には『忍たま乱太郎』や『怪物くん』で実写版の役を演じていました。特に両作品とも、大掛かりな特殊メイクも記憶に残ります。
鹿賀:「あれだけ特殊メイクすると自分というものがどっかに消えてくような感じがするんですね(笑)。だから特殊メイクに負けない自分を出そうとかと思うよりも、メイクに溶け込んで素直に台本に書いてあることをやろうと思いますね」

お二人とも実写化作品を演じるときには、自分を出すのではなく、あくまでも原作通り・台本通りに、という意識で取り組んでいるようです。
プライベートで麻雀をすることは?
さて、麻雀がテーマの『アカギ』ですが、お二人はプライベートで麻雀をすることはあるのでしょうか。
元々、原作漫画『アカギ』を読むために麻雀を覚えたという本郷さん。
現在ではプライベートでも麻雀をやり、トッププロと対局する機会もあるそうです。本郷さんが考える麻雀の面白さとは?
本郷:「1局勝負だとしたら、将棋とかとは違い、ドラマのようなミラクルを起こせば、トッププロにも素人が勝っちゃうことが全然あるゲームです。そこが面白さかなと思います」

では、鹿賀さんはプライベートで麻雀をすることはあるのでしょうか。
鹿賀:「昔はよくやっていましたが、今はまったくやらないですね。
本郷:「前作の撮影中では、お昼を食べるところに麻雀のマットと牌があって、スタッフとキャストが混ざってワイワイやっていたので、ぜひ鹿賀さんも一緒に(笑)。昼休みに麻雀をやって怒られない現場ってここしかないと思うので、ぜひ有効活用したいと思ってます」
最後に、今作の見どころをお聞きしました!
本郷:「前作はほぼ卓に座っての芝居だけだったんですけど、今作では卓上以外のシーンも出てきます。麻雀を打ってるだけじゃない『アカギ』の面白さというのが、今回のドラマで見せられると思うので、そこは原作のファンの方には特に期待してもらいたいです」
鹿賀:「前作にはない新しいキャラクターを魅力的に出していけたらと思います。ハンデキャップを負ってるんですけど、凄腕の雀士であると。それは見てる方もすごい興味のある部分だと思うので、その辺をきちっと表現したいと思います」
BSスカパー!オリジナル連続ドラマ『アカギ』竜崎・矢木編/市川編
10月13日(金)夜9時放送開始 第一話無料放送
毎週(金)夜9時 ほか
