
■超特急/『BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。 in Wonder Land』インタビュー(3/4)
――インタビュー2より
今に至るまでのいろんな感情が一番高まったのが、あのライブだった(コーイチ)
――終盤で1人ずつ挨拶する場面で、涙を流す人も多かった。
コーイチ:僕は……、さっき話してたみたいに演出で最初にズレを感じたり、超特急が大きくなっている過程からこそのことですが、昨年はこのままでいいのかな?と思うことが時々あったんです。そうやって変化している時こそ、僕らから「超特急はこうです」としっかり示さなきゃいけないと思ったからこそ、自分たち主導でいろいろと決めたけど、内心は「それでいいのか」という不安も正直あって。
――ライブに対してどれだけ本気かが伝わりますね。
コーイチ:ありがとうございます。迷いもあったけど、7人がずっと結成当初から自分たちの手で作り上げてきたものがあるから、最終的にはそれを信じようと思いました。そこに至るまでのいろんな感情が一番高まったのが、あのライブだったと思うんです。ライブ中はお客さんに目一杯楽しんでもらいたいと思いながら夢中でやっていましたが、ふと立ち止まって話し始めたら感情がわっと溢れて出てしまった感じでしたね。だから、自分でも泣くと思わなくてびっくりしました。振り返るだけじゃなく、僕らはこの先もっといいものを見せたいっていう気持ちとか、いろんなことが溢れましたね。
ユースケ:このライブはたくさんの人といっぱい話して、詰めて詰めて、最高のライブを見せたいと常に話して作り上げました。実際に、それができたライブだったなって感じたから涙が溢れたんだと思います。

――タクヤさんもうるうるしてましたが気持ちが高まりましたか?
タクヤ:僕、意外に涙もろいんですよ。
リョウガ:僕が聴かせたアニソンで泣いてたよね。イヤホンしながらボロボロ泣きだしたから、「大丈夫か?」って心配になった(笑)。
タクヤ:(笑)。あのとき、何か沁みたんだろうね。
ユーキ:僕はMCで泣かないからなぁ~。
リョウガ:思いっきり泣いてたわ!
ユーキ:自分自身でもなぜあんなに突然号泣するか分からない。予測不能です。
カイ:いつの間にか泣いてる芸人?
リョウガ:芸人じゃないし(笑)。
ユーキ:感情優先で生きてるんだなってつくづく思います。しゃべり出す前までは、何話そうかなって考えてたりするんですけど、いざ話しはじめるとあれ?ってなる。泣きすぎて嗚咽が止まんなくなっちゃっうことも(笑)。
カイ:僕はMCで特別に冷静でいようと思ってないけど、泣かないですね。
リョウガ:「Believe×Believe」が『遊☆戯☆王ARC-V』のオープニングテーマが決まった時、泣いてたわ(笑)。

カイ:それは、素の嬉しさが混じったから泣いたんだよ。
リョウガ:僕も3次元に関しては泣きませんね。
コーイチ:そんなん言うなら、僕も泣かないですよ。
カイ:泣いてたよ(笑)。
タクヤ:素のコーイチはしょっちゅう泣く。
全員:爆笑
リョウガ:MCで僕の悩みは大事なところで噛むことです。『愛す。in Wonder Land』でもやっちゃいましたからね。使わないでカットしてくれればいいのに……。
タクヤ:フォーラムの悲劇みたいにならなきゃいいよ(笑)。
リョウガ:何年前の話だよ! 3年前の話は、もう時効だって。
カイ:リョウガは言葉を選んで丁寧に伝えようとしてるなって思う。
コーイチ:うん。丁寧だし相手を敬ってくれるから話していて安心するよね。

――今年の年末も超特急史上最大級となるアリーナツアーが控えていますね?
コーイチ:これまでのアリーナツアーとは別物になりますね。ビジュアルからして全然違ってます。
リョウガ:『愛す。~』はカラフルなビジュアルだったけど、今回は色がほとんどなくて素肌感があって、表情も大人っぽいですよね。
ユースケ:「超特急の大人」の部分を見せられるライブにしたいです。今までの超特急のライブで披露してきたテンポ感やイメージをいい意味で裏切るような新しいステージを作る気持ちでやりたいですね。
コーイチ:タイトルもザ・エンド……。
リョウガ:ザ、じゃなくてジ・エンドだよ。
コーイチ:……あはは。「ジ・エンド・フォー・ビギニング」というタイトルからも、ここで一度生まれ変わる公演にしたい。8号車のみんなにも「何か始まる」とハッとしたり、最後にはまだまだ楽しみだなって思ってもらえるものにしたいですね。

――「The End」というワードにざわつく8号車さんもいるのではないかと。
タクヤ:そういえば、8号車さんの間で、僕の脱退説が浮上してるみたいだよ。
コーイチ:え、そのジ・エンドなん?(笑)
リョウガ:タクヤ、辞めるの?!
――この前のツアーでは写真撮影の担当だったし、つい深読みしてしまうファンもいるのかも。
タクヤ:思い出作りしてたってこと?
リョウガ:そう思わせておいて、実はユーキが抜けるとか。
カイ:なーんだ(笑)。
ユーキ:なんだ、ってなに?!
全員:爆笑
タカシ:(笑)。ひと言で言うと、超特急ってアリーナが似合うよねって言われるようなライブにしたいですね。

――では最後に『愛す。in Wonder Land』をより楽しむためのアドバイスを!
リョウガ:本編を最初に観て、その後に特典映像を観る、そしてさらに本編を見返すのがいいと思います。2度目に本編を観ると、殺陣のシーンや「fanfare」の後にメンバーが走って帰って来るところが実は大変だったんだよと分かるので見え方も変わると思います。特にお薦めは「Always you」ですね。ダンスの激しさや振りで見せるというよりは、心で魅せるパフォーマンスになっています。振り付けを固めるときもすごく時間をかけてやりました。単に手を見てるだけじゃなく、手の先に見えるこれまでの出来事を思い浮かべているようなメンバーそれぞれの表情がすごくいいなって思います。超特急ってダサくてアホみたいなこともいっぱいやるけど、なんだかんだ言っていいなって思っていただけるんじゃないかと思います。
――インタビュー4へ
≪リリース情報≫
Live Blu-ray
『BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land』
2017.09.20リリース
ZXRB-3024 / ¥6,944(税抜)
※三方背ケース / デジパック / 40Pブックレット
≪ライブ情報≫
【BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning】
2017年12月24日(日)千葉・幕張メッセイベントホール
2017年12月25日(月)千葉・幕張メッセイベントホール
2017年12月27日(水)神奈川・横浜アリーナ
2017年12月30日(土)愛知・日本ガイシホール
2018年1月6日(土)大阪・大阪城ホール
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