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「サクラクエスト」はとんでもない名作 若者ばか者よそ者な女子による、町おこし問題提起アニメ

5人の女性による田舎の町おこしを描いたアニメ『サクラクエスト』が完結した。
ヒロインたちは華があるとはいえ、全体的に地味であることにこだわった作品だった。
なんせ画面には田舎ばかり映っている。
商店街は寂れているし、登場人物の老人率がえらい高い。
それが、町の過疎化を巡る諸問題を、生々しくしている。
『サクラクエスト』公式サイトより。

ありとあらゆる「田舎」の姿


全25話の前半は観光業がテーマ。
いかにして、外部の人を町に呼び込むか。
ミニ独立王国、ゆるキャラ、C級グルメ、伝統工芸、映画のロケ地、婚活ツアー、ライブの誘致などなど。田舎の観光あるあるが、片っ端から盛り込まれる。

独立王国は、90年代に日本でちょっとしたブームになり、全国各地で見かけられたもの。
しかし21世紀に入るとあっという間に減っていき、今残っている独立王国はわずかだ。
作中に出てくる「チュパカブラ王国」もその1つ。今もかろうじて存在しているものの、負の遺産状態。ここに木春由乃が手違いで呼ばれ、なんとかしようと考えるところから、物語ははじまる。

後半はキャラの成長に伴って視点が変化。町の復興にスポットが当たる。
限界集落、バス路線の廃止、廃校、シャッター商店街、町の吸収合併
地元の人が諦念していることに向き合った由乃たち。表面上での盛り上げでは何も残らないことに気づき、次第に観光より優先して、町民のために奔走し始めるようになる。

どちらが大事、ではない。
観光の基盤になるのが町の活性化だと気づけたら、何を優先するか選べるようになっていった。
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