しかし、保毛尾田保毛男に限らず、90年代のとんねるずは現在では問題になるだろう行動のオンパレードだった。
誰がどんな被害に遭っていたのか、振り返ってみたい。
石橋貴明が女性出演者にしたセクハラ集
1.小泉今日子
人気アイドルだった小泉今日子はコントでたびたびとんねるずと共演し、ハードなセクハラを受けている。
コント「パパとなっちゃん2」では、赤ちゃん役の小泉が咥えていたおしゃぶりを石橋がねっとりとしゃぶっていた。
それでも、小泉は『とんねるずのみなさんのおかげでした』にもたびたび登場しており、両者の関係は良好なようだ。
2.渡辺満里奈
『夕やけニャンニャン』などでとんねるずと共演していた渡辺満里奈はおニャン子クラブ解散後、『とんねるずのみなさんのおかげです』に「モジモジ君」のお姉さん役や「仮面ノリダー」の恋人役としてたびたび出演。
番組では、石橋が満里奈のヒップの大きさをメジャーで測ろうとする場面も。さらに「クイズ! マリナのヒップは何センチ」と題し、視聴者に満里奈のヒップの大きさを予想させていた。まさに悪ノリ全開である。
3.松嶋菜々子
もっとも被害を受けたのはいまや大女優となった松嶋菜々子だろう。コント「近未来警察072」のナナ隊員役として出演するも、毎回とんねるずの2人に過激なセリフを言わされていた。
その内容は「ああ、クセになりそう!私はあなた達のメスブタよ」「オナラじゃないのよ、オナラじゃないのよ、ちょっと空気が入っただけ」「ダメ! 中はダメ! 外なら、外ならどこでもいいから!」といったもの。
こうしたハードなセクハラをしながらも、当時はそれほど問題になっていなかった。とんねるずに勢いがあったのはもちろん、番組内容に対する規制が緩かったためだろう。
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