ジャニーズWESTが主演をつとめる、Netflix オリジナルドラマ「炎の転校生REBORN」が11月10日から世界190カ国で同時配信される。公開に先駆けて行われたプレミア試写会では、ジャニーズWEST(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕、小瀧望)とヒロイン役の川島海荷が登壇し、全員が劇中衣装で撮影秘話を語った。

「ジャニーズイチぶっ飛んだ」ジャニーズWEST主演「炎の転校生REBORN」プレミア試写会こってり

女子高生の歓声「炎の転校生REBORN」試写会


第一話の上映後に行われたトークイベントだけに、興奮冷めやらぬ様子の会場。舞台設営のために一旦ステージの幕がおりると、キャーーと歓声が上がる会場。メンバーが登場したら一体どうなっちゃうんだ……。イベント開始を知らせるチャイムが鳴る。

ステージの白い幕にジャニーズWESTのシルエットが一人ずつ映し出されると、再び黄色い声があがる。はじめは「キャー」だった声も「ギャーーー!」、「ギィヤァァァ!!」。どんどん激しくなる。
幕が上がるとジャニーズWESTと川島海荷が登場。約半年ぶりに袖を通したという衣装、個性あふれる制服姿を披露した。
重岡の挨拶からスタート。
「一話をもう見ていただいたんですよね?普通の役でして…すごいぶっ飛んだドラマだったから、みんなすごいクセが強いというか。で、僕一人で普通じゃないですか、逆に俺が間違ってるのかな?って(笑)何でかわかんないですけど(会場に)学生服の方が(多い)ね、修学旅行かな?」
会場全体を見渡す重岡。制服姿の女子高生で埋め尽くされた客席からは、メンバーが声を発するだけで「かわいい」、「ヤバい」が交互に聞こえてきた。


続いて、一人だけ時代が異なる袴風の学生服に身を包んだ桐山。足元の雪駄がよく似合っている。
「役柄の方言があったり、名古屋弁のミャーミャー言ってますけど。それも“桐山駆”として楽しんでもらったらと思います」。メンバーから衣装をいじられていた桐山。「カッターシャツ着てるやん」と、改めて手の込んだ衣装に驚いた様子の重岡。小瀧も桐山の衣装に興味津々、身を乗り出して眺めていた。

「30にもなってまだ短パン履いてますけど(笑)」。中間はジャケットと短パン、丸いメガネをかけていた。「本当におもしろいドラマで、これからどんどんおもしろくなるので見逃さないようにお願いします」と、出で立ちと直球なコメントがマッチしていたが、「この時期は膝が白くなる」と自身の短パン姿に少し照れた様子だった。

「極めてキュート、そしてさらにプリティーなボーイ、神山駆役を演じました神山智洋です!」
キャッチフレーズを少し噛みながら、元気に声を発した神山。マッシュルームカットにブレザー…だけどズボンの裾は靴下にイン。
これまた個性的な着こなし。衣装やキャラクターは「李監督が力を入れて考えてくれたもの」と神山。挨拶からもキャラクターを大切にしている姿勢が伝わってきた。

続いて藤井の番になると、客席からは「ヤバい(笑)」囁きと笑い声が漏れてきた。
「假屋崎省吾役の…」と言いかけたところで、小瀧らが「いやいやいや」とすかさずツッコミを入れる。第一声のとおり、ロングの金髪に派手な白いスーツ姿の藤井。改めて自己紹介をし直すも「藤井駆役の假屋崎省吾です」。客席からはさらに大きな笑い声。トークがうまい。
「このビジュアルを半年ぶりにやったわけですけど、自分でブスやなって思って。淳太にブスやない?って聞いたらブスじゃないって、じゃあカッコいい?って聞いたらカッコよくはないって(笑)複雑な気持ちなんですけど。この作品、ジャニーズ1ぶっ飛んだ作品になってるんじゃないかなと思いますので、ぜひ見てください」。


上はジャケット、下は膝丈のボクシングウェアというスポーティーな濱田。「みなさん一話を見たんですよね?」客席に問いかけると、「さっきいうたやん!」メンバーから相次いでツッコミが入る。タイミングを逃さないようにしているのか、口元からマイクを下げないジャニーズWESTのメンバー。

「僕ら楽屋が近いんですけど、楽屋でみなさんの声、聞こえてました」濱田のコメントどおり、上映中は会場の外にも黄色い声が漏れてきたほど、かなり盛り上がっていた。「あれはどういうキャーやったん?」小瀧が不思議がると、桐山は「自分ら、まじ卍(まんじ)」。いまどきの高校生の流行語をはさむと、手を叩いて笑う客席。もはやトークショーである。

「メイク時間に一番時間がかかった小瀧です」。
立派なリーゼントヘアに短ラン姿の小瀧。リーゼントはカツラではなく自前なんだそう。
「こんなに熱くて青春感すごくてギラギラしたくっだらない作品を全世界に届けられることにほんっとに感動しております」
他のメンバーに負けじと熱いコメントを寄せた。

ヒロイン・日花里役を演じた川島海荷の制服姿に、客席からは「かわいい」の声。
奇抜な制服が並んでいるせいか、スタンダートな着こなしが引き立つ。
「ただただジャニーズWESTさんのキャラが濃すぎて、その中で埋もれないようにどう頑張ったらいいかと、試行錯誤しておりました。それがいい感じにぶつかってというか、私もドSキャラとしてビシバシと牛耳っているので、もっともっとここから激しくなるので楽しんでもらえたらと思います」
川島が話し終えると下手側に立っていた神山がこっそりZIPマークを描いた。
「ジャニーズイチぶっ飛んだ」ジャニーズWEST主演「炎の転校生REBORN」プレミア試写会こってり

誰よりも熱い?!李監督との撮影エピソード


続いてのテーマは、出演のオファーをもらった時の感想と、今回の作品でメガホンをとった李闘志男監督について。

桐山:WEST7人で一つの作品に出られるっていうのはメンバー全員でよろこびましたし。これは力を入れないとって。撮影前やったかな?台本広げてみんなでセリフ合わせを何回もしたのが印象深かったと思います。李監督は8人の中で一番熱い方で。最後は台本持ってなかったよね。普通、台本を見てここに立ってくださいとかやるんですけど、台本をバーンって置いて、よし!集まれって。

小瀧:作戦会議がはじまった(笑)

桐山:新しい演出方法をしていただいたので。WESTに合った、WESTがよく見えるようにおもしろくしていただくのは李さんじゃなかったらこの作品できなかったのかなと思いました。打ち上げをさせてもらったんですが、最後の最後で演技とはな、って教えてくださったのですが、それを一番最初に言ってくれたら(笑)それが一番心残りです。


川島:監督はアイデアが流れ出ているというか、常にいろんなことを思い浮かべながらやっている。一話に出てきたポールダンスのシーンも当日言われて、(現場に)行ったらポールダンスの人がいたんです。保健室にもポールがあって、毎日サプライズだらけでした。

小瀧:当日言われたようにはみえなかった。
桐山:ずっとやってた感あるよ。

藤井がしゃべろうとすると、假屋崎省吾のギャグが尾を引いたのか会場からはくすくすと笑い声が漏れてきた。

藤井:僕、初主演ドラマを李さんに撮っていただいていてそっから二度目。その時も金髪ロン毛の役だったんです。ちょっと嫌な予感がしてたんですけど、衣装合わせでこのヅラって言われて、たぶん俺の役をこのヅラ基準で考えてる(笑)初主演のときは「監督」って呼んでたんですけど、今回は李さんと呼んでいて、「李さんって呼んでもらえるのが嬉しい」って。人間としての喜びを感じて…。

藤井のコメントが迷走すると、「なんの話や」、「着陸地点どこやねん!」メンバーからは鋭い指摘。
藤井と神山以外のメンバーは監督とは初対面だったものの、距離を縮めながら熱い雰囲気の中で撮影が行われたようだ。



サプライズゲストの登場にジャニーズWESTは…


「炎の転校生REBORN」の原作は島本和彦原作の「炎の転校生」(小学館刊)を現代版として実写化した。今回のイベントには原作者の島本氏が来場。WESTのメンバーが「先生ー!」と手を振ると、客席後方から「桐山くんおもしろい!」と声を張った。

重岡:先生、普段は北海道にいはるんですけど、撮影現場に見に来てくれて。全員の似顔絵をその場で描いてくれました。
濱田:椅子に座ってな。先生が描いてくれて、それをいただいたんな。
重岡:先生ありがとうございます。「本当に頑張って欲しいから」って描いてくださって。熱いメッセージに力強い握手でずっと励ましてくれてました。
中間:似顔絵も一発で描くんですけど…重岡のは二回描いて「ほんと特徴ねぇな」って(笑)
重岡:そうやでー(笑)

「うまくいかなかったの、最初だけ。最後に心残りだからってもう一回描いたの。重岡くんは二回描いてもらったって喜んでた!」
再び先生。遠くから声を張りながら、裏話を教えてくれた。

小瀧:います?客席からしゃべってくる人(笑)めちゃくちゃ熱いんですよ。先生と対談させてもらったときも、「あれは終わっちゃダメだよ!」って。全八話なんですけど、「終わって欲しくなかった」って言ってくれて、あっついなヤケドするわ、ってくらい熱くて、聞いてるこっちが汗かいちゃうくらい。真の炎の転校生じゃないですかね。

原作者から終わって欲しくないと言われたことがもっとも嬉しかったと、先生に負けじと熱い口調で語った。

ジャニーズWESTと一緒に予告編の鑑賞タイム


舞台向かって左手に「中間、神岡、藤井」、「川島」、中央に「重岡と小瀧」、右手に「濱田、桐山」と別れてソファに座り、鑑賞タイム。各話のダイジェスト映像を一緒に見られるのもドラマならでは。ぞれぞれのシーンが映ると、「めっちゃはずかしいやん」、「ここめっちゃしんどかったんやで」当時の心境をぽろりとこぼした。
中間:デビューしてから映像系ははじめてなんです。読み合わせのときにみんな「監督ここは…」って、めちゃくちゃかっこいいこと言ってるの。俺、ずっと口開けてみてたから。

台本を読んでも演じてても、どんな映像になるのか想像がつかないシーンも多かったという。
CGを駆使して原作漫画の世界感を映像に落とし込んだ李監督の手法に、改めて感激する出演者たち。
藤井: CGをふんだんにつかってたもんね。
中間:ドラマなんだけど、ドラマと漫画の間な感じがする。
重岡:ザザザとかの効果音とか。
中間:あの文字も島本先生の文字でしょ。新しいドラマができた感じがする。
重岡:新しいドラマでも原作に忠実なパンチがあるっていうのもまたいいですね。

メンバー全員で主演というジャニーズWESTが詰まった「炎の転校生REBORN」。予告編を見たあとに、「言いたいわー」と重岡が漏らせば、小瀧も「めちゃめちゃ言いたいなぁ!」。
劇中のエピソード伝えたくてウズウズ。桐山も「響くセリフが多いので、セリフ自体にも注目して」と、何度も楽しめるドラマだと教えてくれた。

Netflixオリジナルドラマ「炎の転校生REBORN」は、11月10日(金)Netflixにて全世界一挙配信。
(柚月裕実)

【作品概要】
作品 : Netflixオリジナルドラマ「炎の転校生REBORN」
配信: 2017年11月10日(金)、Netflixにて全世界配信
主演:ジャニーズWEST
重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕、小瀧望
エピソード:全8話
原作:島本和彦「炎の転校生」(小学館「少年サンデーコミックス」刊)
監督:李闘士男 脚本:川邊優子ほか 音楽:佐橋俊彦
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