かまいたち、キュートン、くっきー、庄司智春、天竺鼠・川原、友近、にゃんこスター、ハブサービス、ハリウッドザコシショウ、風船太郎、マヂカルラブリーなど45組のファイナリストが争う。

ライト東野「敗者復活に不正がありました」
ライト東野「45組っていうすごい数の決勝進出者を順番に見て行き、3つのブロックから『あら-1』チャンピオンを決めようっていうルールでやってたんですけど。
えー…、疲れ切りまして。久しぶりのあらびき団のパフォーマーの方であったり、新しいパフォーマーの方であったりとか。様々な方が参加していただいて、ほんとに感謝…。」
レフト藤井「ライトさんもそうですしスタッフの方もそうですけど『疲れた』ってのはすごく分かります。ホントに。やっぱりパフォーマーの方のネタが終わって最初に切り込んでくださるのがライトさんなので。なんておっしゃるんだろうと思いながら見てたらスッキリすることを言ってくださるので、これはエネルギーを使われたと」
東野「いえいえいえ…」
4時間を越える収録の後に行われた囲み取材。
ライト東野のパフォーマーへの感謝の言葉から始まり、その直後、衝撃的な言葉が飛び出した。
東野「敗者復活っていう枠もございまして。ちょっといろいろ。オンエア見ていただいたら分かりますけども、どこまでオンエアするのか分かりませんけども、もしかしたらTBSはひた隠しにごまかすのか分かりませんけど、ひとつだけ言わしてください。
敗者復活に、…不正がありました。
詳細は明かされなかったが、不正があったらしい。なんということだ…。
ライト東野とレフト藤井のシリアスな口調での茶番…もとい、告白は続く。
藤井「敗者復活に関してはね、みんなが良いことしようと思ってたのがいちばん最悪な形になってしまった…」
東野「こんなことをやるために『あら-1』をやったんじゃない。いったん収録止めようっていう話まで出まして。喧々諤々…。
あんだけ共に同じ釜の飯を食べたスタッフと衝突しました。そっからもう地獄でした」
藤井「自分がいかに呑気かってことがわかりました。恥ずかしいです、生きてて」
東野「申し訳ないです」
記者「不正の部分はオンエアされるんでしょうか?」
東野「みなさんのペンの力で見れるように仕向けてください!ヤツは編集で切ろうとしてますから。なにがあったかはオンエアで楽しみにしててください、衝撃でした」
不正部分はオンエアされるのか、番組おなじみ「悪意ある編集」があるのか、そのへんも楽しみだ(と書きながらライト東野の名言「この番組好きな人なんて性格悪い人だけでしょ?」を思い出す)。

かまいたち!とろサーモン!ザコシショウ!風船太郎!マヂカルラブリー!
───収録で印象に残ったのは?
東野「今年キングオブコント優勝したかまいたちとか、M-1優勝したとろサーモンであったりとか、さまざまなパフォーマーが参加してくれたのはほんとうに嬉しい。
藤井「あらびき団は音楽の要素もある番組だと思います。ミュージックパワーで乗り切れることってあるんだなって思いました」
東野「ミュージックパワー…」
藤井「ミュージックパワーです!」
───前々回(2016年12月放送)の復活は3時間で、前回(2017年7月放送)は1時間。今回は4時間ということで、感想は?
東野「個人的には4時間である必要はないと思います!
ただ、われわれ弱いところで3時間やらしてもらって1時間になったら心細い。1時間で気持ちをもてあそぶのもやめてほしい。4時間っていう人参ぶらさげたら反射的に食いついてしまった(笑)。やっぱ足元見ますね、TBSは巧いですね、そーゆーところホントに!」
藤井「最初は生放送でやるっていう案もあったって聞いたんですけど。恐怖でしかない。収録で良かったです」
───収録の感想は?
東野「ゲラゲラ笑って楽しくやったんですけど。喜怒哀楽入り混じる収録で、お笑いの奥深さであったりとか楽しさであったりとか、不思議となんか怒りがこみあげてきたりとか、さまざまな感情が。それがやっぱあらびき団だと思うんで。
藤井「番組が最初始まったときに(東野が)ぐったりして帰られた姿を覚えてるんですね、それを思い出しました。
原点に戻るとかそういうことでも全くなくて、進化してるのかっていうとそんなこともなく。
『あら-1グランプリ』っていうのはコンテスト、年末最後のそういう祭典ですので存分に楽しんでいただきたい」
東野「コンテストコンテストっておっしゃいますけど、そこまで言われるとこっちも困るんです。グランプリ獲ったとて何かあるわけでもないコンテストでございますから。真剣に『おい、その点数おかしいぞ!』とか『厳しすぎるぞ上沼さん!』みたいな感じではないんですよ」
藤井「点数じゃないですしね」
───マヂカルラブリーさん、あらびき団の舞台では?
東野「あのね。まったく上沼さんと同意見で、合わんね!」
藤井「あんなに笑ってらっしゃったのに!」
東野「合わん。合わんわ~!『なんで出てんの?』って思っちゃいました、そこは上沼さんと一緒です。『こっちも本気やで?』って(笑)」
藤井「僕は以前から弱いんです、笑っちゃうんです、今回もすごい嬉しかったです」
(※余談 M-1で上沼さんがマヂカルラブリーに厳しいことを言ったシーンが印象的でしたが、あの直後「ニコぉッ!」としっかり笑っています。)
───番組ファンにメッセージを。
藤井「生で見てほしいです!4時間ってなかなかご一緒できない時間じゃないですか。こっちは勝手に録画ですけども。
生でご覧いただいて、なんかこう戦友といいますか。
東野「最近のお笑いのコンテストとか『笑いと感動』みたいな感じじゃないですか。みなさんそれぞれ苦労されたりとかして、涙流したり。
『あら-1』はこれっぽっちもそんなことないです!40代前後の芸歴20年ぐらいの見たことない人が、なんか…喋ってます。それが『あら-1』ですから」
───そうは言っても2代目王者のハリウッドザコシショウはその後『R-1ぐらんぷり』で優勝されてます。3代目の方に期待することは?
東野「3代目チャンピオンに言うのは、『期待するな!』と。ただ、『年末にちょっとええことあったやん?だから2018年もがんばってね』ということはあらびき団からはさし上げたいかなとは。みなさんもそこらへん分かってるでしょ?」
いい意味でくだらない、いかにもあらびき団らしい収録となったようだ。
3代目「あらびき芸」ナンバー1はいったい誰の手に!?
(イラスト・文/まつもとりえこ)

「朝まであらびき団SP あら-1グランプリ2017」
12月29日(金)深夜23:50~27:50 TBS
「あら-1グランプリ」とは真の「あらびき芸」ナンバー1を決める大会。
参加資格は老若男女問わず、人でなくてもOK。「とにかく“あらくて”おもしろい」こと。
(MC)ライト東野(東野幸治)、レフト藤井(藤井隆)
(ゲスト)本田翼
(パフォーマー)
かまいたち
キュートン
くっきー
庄司智春
天竺鼠・川原
友近
にゃんこスター
ハブサービス
ハリウッドザコシショウ
風船太郎
マヂカルラブリー
ゆーびーむ☆
ほか