最近、お笑い芸人コンビ・アイデンティティが物真似をしていることでもおなじみの野沢雅子。
野沢雅子は『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎、『あらいぐまラスカル』のラスカル、『ど根性ガエル』のひろし、そして『ドラゴンボール』の孫悟空など、錚々たるテレビアニメの主人公の声を演じてきた。


ある日、野沢のもとに届いた一通の手紙


そんな野沢は、今年6月放送の「土曜あるある晩餐会」(テレビ朝日系)に出演した際、ある感動エピソードを披露している。

『ドラゴンボール』が放送されていた数年前、番組プロデューサーのもとに一通の手紙が届いた。
出し主は『ドラゴンボール』ファンの子供をもつ中年男性。実はその子は中学生ながら重い病気にかかっており、医師からは余命わずかと宣告されている。だから元気づけるために「サインをください」と書かれていた。

当時、8月に映画公開を予定していたが、手紙では「2月いっぱいはもたない」とも。
そこで野沢はサインではなく、「オラ悟空。絶対に来いよ。劇場で待ってるからな!」と少年の名前を吹き込んで、父親のもとに送ったのである。

「孫悟空」が起こした奇跡


そして映画が無事公開となった8月のこと。野沢のもとに再びその父親から手紙が届いた。
なんとそこには、「息子は8月まで生きる事ができ、劇場で見ることができた」と書かれていたのだ。

医者いわく、医療の力でできることは終わっており、8月まで生きられたことはまさに奇跡。
アニメの力のおかげだという。
まさに野沢雅子演じる孫悟空が起こした奇跡といえるだろう。
(せんじゅかける)
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