12月10日(日)放送 第49回「本能寺が変」 演出:藤並英樹

パブリックビューイングにぴったりの愉快な、劇団家康回
最終回の1話前(最終回イブ)とは思えない軽いノリの「本能寺が変」を、彦根、井伊直政の菩提寺・清凉寺
のパブリックビューイングで見た。
イベントにも使用される禅堂(来年「西郷どん」で井伊直弼を演じる佐野史郎が朗読イベントも行ったことがある)にて、5時30分からシークレットゲストの菅田将暉が登場し、30分間のトークを行ったのち、6時からのBSプレミアムでの放送を、一般観覧者228人(応募者は1000人を超えた)が一緒に楽しむ趣向(菅田は退席)。
音響がめちゃめちゃいいわけではないとはいえ、やっぱり大きなスピーカーから音が出て、しかも大画面なので、盛り上がる。
なにせ、内容が、本能寺の変から伊賀超えに至る緊迫感のなかでの、劇団徳川のエチュード(即興芝居)。チーム徳川(阿部サダヲ、菅田将暉、尾美としのり、みのすけ、高嶋政宏、中村織央)が何かにつけて、目をカッと見開き、音楽が大きく鳴ると、客席は湧いた。
もう一方のドラマ・直虎(柴咲コウ)が堺に出向き、龍雲丸(柳楽優弥)と再会するも、甘い感傷がなく、事務的で、龍雲丸ががっかりするみたいなエピソードにも笑いが漏れた。
放送前の30分、菅田将暉が場をあたためにあたためまくっていたので、いっそう愉快に見られたと思う。