婚活を始めると、多くの女性と知り合う機会に恵まれます。しかし、見た目の部分で相手に不快感や違和感を与えてしまうと、本来なら初対面でから相性が良くても、相手から「この人はないな」とお断りされてしまうことも。
「イケメンだったら問題ない話だろ」と言い切ってしまうのはカンタンですが、婚活の場面において、実はもともとの“ビジュアル偏差値”はそこまで関係ありません。
では男性の服装は、どんな部分が大事になってくるのか。そして何に気をつけたらいいのか、順番にご紹介していきます。
婚活でよくいわれる“清潔感”とはなんなのか
婚活では、オシャレである必要はありません。その代わり絶対的に必要といわれるのが“清潔感”です。でも清潔感と言われても、具体的に何を指すものなのでしょう。まずは絶対外せない清潔感の3要素を解説します。
・汚れやシワや毛羽立ちがない
清潔感のない格好で最も典型的なのが、汚れやシワや素材のくたびれ感のある服を着用していることです。
当然汚い服を着るだけで、見た目の印象は悪くなります。でもこれは基本中の基本！ これだけで清潔感があるとは言い切れません。
・服のサイズがあっているか
清潔感とは、すなわちきちんとした人に見えることです。それを服装に当てはめると、「自分にあっている服を着ること」になります。新品の服であっても、サイズを間違っていたり自分にあわない色味の服を買っていると、だらしなさそうに見えたり、太って見えてしまうこともあります。
・末端の手入れが行き届いているか
清潔感の土台を底上げするのが「末端の手入れ」です。具体的には、靴が汚れていないか、髪の毛やヒゲ、爪は荒れていないか、という先端への意識です。
女性は「今日肌の調子いいね」と女性同士で気づくくらい、人の細かい部分に自然に目が行く生き物です。そんな彼女たちを“騙す”ことはもはや不可能。だからこそ、できる限りの対策を実行して臨んだ方がいいのです。
気をつけるべきは“戦闘能力”の高い服
基本の3要素を抑えたところで、続いては“オシャレと婚活”の関係について考えていきます。
正直、婚活でオシャレさはそこまで必要ありません。
強いて言えば、「服のジャンルによっては得するかもしれない」くらいでしょう。
たとえばビジネスカジュアル（ビジカジ）系のオシャレさんであれば、好感度は上がるのですが、ラフすぎたり、モードすぎると「だらしない」「攻撃的すぎる」「なんかチャラチャラしてる」など、ネガティブな印象を植え付けます。
では具体的にどんな格好がネガティブな印象につながるのか。女性からよく聞く3つの要素をここではご紹介します。
・戦闘能力の高い服の種類
端的にいうと、革ジャンやスカジャンなどのサテン素材、またロゴがダサい服も、過去には戦闘能力の高い服として認定されていました。
また「ピタピタのTシャツ」も、過去には苦手と公言している女性がいました。
戦闘能力と称しましたが、つまりはインパクトの強すぎる服装ということです。
スカジャンは筆者も見たことがありませんが、革ジャンは過去に婚活パーティーで遭遇したことがあります。確かに強そうな見た目が浮いていましたから、婚活には不向きといえるでしょう。
・赤・真っ黒など戦闘能力の高い色
男性の中には、燃えさかる赤が大好きな方がいらっしゃいます。筆者も1番好きな色は赤なので書いていて心苦しいのですが、赤や真っ黒などインパクトの強すぎる色を初対面の女性が見ると、ちょっとびっくりして引いてしまう方がいるようです。
「友達の紹介で知り合った人が、真っ赤なパーカーを着ていたのを覚えています。
パッと見『なんか少年みたいだな』って思ってしまい、幼い印象を抱いてしまいました」というリアルな声も、過去には耳にしました。
色味の使い方は難しいものですが、ここで言えることは、主張の強すぎる色や柄は、はじめはおさえておいた方がよさそうです。
・武器の使用は評価が別れる
武器、すなわち帽子やアクセサリーなどの「小物」の使い方についても、女子の中で賛否両論あるようです。
「ネックレスなどのアクセサリーは、男性がつけているのはムリ」と断固拒否の人がいたり「似合っていればいいけど、自分よりオシャレに気を使っていると気まずい」という微妙な心境を吐露してくれた女性もいました。
個々人でばらつきが出る理由を追いかけてみると、女性の根本に、男性に対してどの程度「硬派さ」を求めているかに関係しているように思います。
「男は黙って背中で語る」ではないですが、女性の好みのタイプを見抜きながら、オシャレも楽しんだ方が安全なのかもしれません。
困った時のスーツ頼み！ 注意点は“くたびれ感”
細かく語っていくと滅入ってしまう私服問題。「だったらなるべくスーツで会えばいいじゃないか！」という男性もいるでしょう。確かにスーツにドキドキする女性もいるし、私服よりは女性の気を萎えさせるリスクも減るでしょう。
ただスーツを用いる際には、くれぐれも“くたびれ感”には、注意しましょう。
スーツで女性と会う場合、その時間はほとんど仕事終わりです。
汗水たらして働いた後のスーツは、シワやヨレができていたり、場合によってはお昼につけた食べ物シミやニオイがついていることも……。
これではせっかくのスーツでも残念な結果になりかねません。
スーツは無難ですが、最初に紹介した清潔感の3要素を満たした状態であるかは、キッチリ見ながら取り入れたいものです。
オシャレな組み合わせや色使いについて、最近は男性向けの情報も溢れています。でも今まで服に対して興味がなかった人からすると、清潔感とか色味の話もピンとこないこともあるでしょう。
あなたの魅力がどんなに良くても、見た目で損をしては仕方ありません。女心はツボさえ抑えられれば、あとはわりと適当でも大丈夫なもの。服装に関していえばストライクを狙うのではなく、一緒にいて気にならないレベルを狙う方が正解。恋愛経験に自信のない方は、1つ1つこの“ツボ”を理解し、よりよい恋愛ができるよう進んでいきましょう。
（おおしまりえ）
