選考基準は以下。
・ルールが簡単。
・わいわいにぎやかに遊ぶ。
・人数たくさんでも遊べる(2または3人〜8人まで)
この3条件をみたしたゲームベスト7。
『ピット』
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3〜8人
30分弱
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これぞ、たくさんでわいわい遊ぶゲームの古典的名作。
大麦,トウモロコシ,コーヒー豆,オレンジ,カラスムギ,大豆,砂糖、小麦、8種類のカードをよく混ぜて配る。
各プレイヤーの手札は9枚。
これを、どれか1種類にそろえるのが目的なのだが。
ここから、全員が、いっせいに「3枚! 3枚!」「2枚、2枚!」「6枚ないかー!」と交換する枚数を口々に言い合って、交換できる人がいれば交換するという「農産物立ち会い取引」のゲームなのだ。
自分の順番といったものはない。とにかく早い者がち。
全員が、もう、めっちゃ必死になって交換枚数を言い合うので、深夜に遊ぶと隣近所から「うるさいっ!」って怒られるので注意が必要だ。
デラックス版には卓上ベルがついていて、そろったら、これを「ちーん!」と鳴らして勝利。
『狩歌』
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2〜8人
10分ぐらい
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『狩歌』と書いて「かるうた」と読む。カルタだ。読み札はない。J-POPを流すのだ。
「ふたり」「希望」「翼」「自由」「切ない」「一緒」「未来」「永遠」などなど。
J-POPを流して、その言葉が歌われたら、バシッ!
カルタの要領でカードを取る。取ったカードに書いてある数字が得点だ。
もちろんカラオケ大会をやりながら遊んでもいい。
『はぁって言うゲーム』
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2〜8人
10分ぐらい
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なんで?の「はぁ」・力をためる「はぁ」・ぼうぜんの「はぁ」さまざまな「はぁ」を演じて、当ててもらうゲーム。
ゲームチケットに、いろいろな「はぁ」が書いてあり、自分が担当する「はぁ」は太字になっている。
担当の「はぁ」を、言い方だけで演じきる。
プレイメンバーが次々といろいろな表情や言い方で「はぁ」って言い合うのがバカバカしくも楽しい。
「はぁ」以外にも「好きって言うゲーム」「ぷーって言うゲーム」「んーって言うゲーム」「笑みのゲーム」がある。
「ぷよぷよ」の企画監督の米光一成(俺だ)が作ったゲーム。
『ワードバスケット』
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2〜8人
30分弱
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カードで遊ぶスピードしりとりだ。
使うのは文字カード。手札をすべて捨てれば勝ち。
場のカードが「し」で、手札に「つ」がある場合。
頭に「し」がついて最後に「つ」がつく言葉を叫びながら「つ」のカードを出す。
たとえば、「しょうがつ!」とかね。
「つ」が出されたら、今度は、「つ」ではじまる言葉だ。
早い者勝ちなので、うーんって悩んでるうちに、別の人に出されて、頭の文字が変わっちゃう。
焦って、つい変な言葉をいっちゃって爆笑になったり、ハプニング続出の楽しいゲームだ。
『コードネーム』
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2〜8人
15分ぐらい
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コードネームを頼りに味方エージェントを見つけ出すゲームだ。
敵対する2つのスパイ組織にわかれて遊ぶ。
カードを5×5になべて、25のコードネームが場に表示される。
スパイマスターが「空、2枚」とコードネームのヒントを出す。
味方スパイは、空に関する2つの言葉を見つけなければいけないのだが、コレが難しい。
まちがって、敵エージェントや暗殺者に接触してしまうとアウトだ。
言葉の連想を巧みに使ったチーム戦の傑作ゲーム。
ドイツゲーム大賞2016年大賞受賞作。
『犯人は踊る』
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3〜8人
10分ぐらい。
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配られた4枚のカードを1枚ずつ出していきながら、犯人をつきとめるゲーム。
「第一発見者」「犯人」「探偵」「アリバイ」「たくらみ」などのカードがあり、それぞれ独自の効果を持っている。
誰かとカードを交換したり、犯人カードを持っていてもシラを切ることができたり、犯人の味方になったり。
カードを出し効果を使って犯人をつきとめるのだが、場を混乱させるカードもあって、推理と運とダイナミックさがシンクロする楽しいゲーム。
プレイ人数で、ゲームの雰囲気が変わるが、どの人数でも楽しめるのがスゴイ。
遊びすぎてボロボロになってるので写真はナシ。
『もしバナゲーム』
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1人以上
何分でも
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人生の最期にどう在りたいかを話し合うためのゲーム。死の間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書いてある35枚のカードとワイルドカード1枚。書いてあるのは、たとえば、「家族と一緒に過ごす」「機械につながれていない」「家族の負担にならない」「人生の最期を一人で過ごさない」。残りの1枚はワイルドカード。
5枚ずつ配られたカードを手札にして、交換したいカードがあれば中央の場に開いたカード5枚と交換していく。パスすることもできる。山札がなくなるまで、これを繰り返して、最期に手札から3枚選び、その理由を考える。そして話し合う。
なかなか深く話すことが難しい話題を、カードを使うことによって話し合うことを可能にしたゲームだ。
『ハイパーロボット』
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2人以上、何人でも
30分ぐらい
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壁かロボットにぶつからないと止まれないロボット4体をうかく動かして、最短手でゴールに進むゲーム。
なのだが、初期配置を観て、頭の中で、「12手!」とか「7手!」とか宣言するのだ。
脳みそが唸る。むずかしい。
最小手を宣言したプレイヤーが、実際にやってみて、実証したら勝利。
お正月ボケでゆるんだ頭にガツンとくるスピード勝負のガチなパズルゲーム。
おっと、面白いゲームがありすぎて、8本紹介してしまった。
他にも、『ニムト』『コヨーテ』『ボブジテン』『ストリームス』『ファブフィブ』『タイムボム』『ブラックストーリーズ』『ヴァンパイアクイーン』『お邪魔もの』『みんなのイ〜ブン』『ゴビット』『マジョリティパーティー』『トップダンス』『セット』『キリンメーター』『アンユージュアルサスペクツ』『ハンズ』『想像と言葉』『Rolling Japan』『おばけキャッチ』『ミッドナイトパーティ』『知ったか映画研究家』『私の世界の見方』など、2または3人から8人まで幅広い人数で遊べるゲームがたくさんあります。
みんなでわいわい楽しもう。ピース。
(米光一成)