バレンタイン恒例「職場での義理チョコ」問題でドン引きされる男の残念なリアクション

気づけば1月も下旬にさしかかり、お店には2月14日のバレンタインに関連した商品が並び始めました。年々カップルや職場でのチョコレートのプレゼントよりも、友達同士や自分へのプレゼントとして需要を伸ばしているそうです。

セクハラなどのトラブルにつながることもあるので、なかなか女性側も「ノリノリで」とはいかない最近のバレンタイン。「ホワイトデーのお返しが面倒」「毎年恒例だから向こうもこっちもやっている」という複雑な背景もあるため、なかにはチョコをもらった際に塩対応しすぎて、女性にドン引きされていることもあります。


職場編1:忙しいのはお互い様!


最初に教えてくれたのは、毎年部門ごとにバレンタインをあげあうという女性。毎年恒例なので昨年も女性社員とお金を出し合い、男性たちにチョコレートをプレゼントしていたそうです。
「正直、こっちも向こうも恒例だから渡しているって自覚はあります。でも、もらう時は普通に喜んでほしいし、こちらもお返しを期待しているわけじゃないです」
そう話す彼女ですが、ある男性社員の態度にはびっくりしたそうです。
「仕事中に渡すので、『これ女性陣からです』って数人で渡しにいったら、『あ、ああ、置いといて』って、目も合わせないんですよ。
忙しかったわけでもなさそうなのに対応がそっけなくて全員びっくりしてました。そりゃ毎年恒例ですけど、不満があっても目の前で露骨に態度に出すのって、どうなのかなーと思いましたね」
ちなみにこの彼は、ホワイトデーの際のお返しも一応カンパしたそうです。もらう際に照れがあったのか面倒だったのか、真相はまだわかっていませんが、女性陣からしたら「文句があっても大人ならとりあえず、嬉しそうにもらえば」とのこと。
バレンタインにおける男女の溝は、まだ埋まらなさそうです。


職場編2:もらったチョコを引き出しに……


「笑い話にすると引く女子がいるってことを、分かってないのが致命的!」
そう話をしてくれたのは、主に男性が多い職場で働く30代の女性。彼女が何に驚いたのかというと、ある男性社員へ送ったバレンタインが、思わぬ形で発掘されたからです。
「ある男性社員の話ですが、バレンタインのチョコ(義理)を、なんと2年も机の中に入れっぱなしだったんですよ。
もらって嬉しくなかったのは分かるんですが、入れっぱなしも汚いし、しかも2年ぶりに発見した際には『うわ〜これいつの化石かな(笑)』って、笑いを取りにいっててドン引きでした。『その化石は、私があげたものですけど』って感じ。もらう方は覚えてないんですねぇ」
女性陣もすごい喜んで欲しいと思っている人は一握りですから、オーバーリアクションが必要というわけではありません。ただもらったものを雑に扱われると、あげた人はどんな物でも傷つきますから、気をつける必要がありますね。


職場ステキ編:「家族が喜んでた」は最高の褒め言葉?


義理チョコは面倒。そんな風潮はよくありますが、お返しをほしいわけじゃない女子からすると、どんなリアクションが返ってくると「いいなあ」と思うのでしょうか。
意見を集めてみると、ある女性が教えてくれた、職場の中年男性の答えが印象的でした。
「義理チョコを会社で配った際、職場のおじさんは『ありがとう。甘い物苦手だから、家族に食べてもらおうかな』と、普通にリアクションしていました。その翌日びっくりしたのですが、わざわざ男性が声をかけてきて『昨日のチョコね、娘がすごく美味しいって言ってた。ありがとう』って、わざわざ教えてくれたんです。“ありがとう”が、なんか特別に感じられたのを覚えています」
確かに「もらってありがとう」「食べてありがとう」と2段構えでお礼を言われると、女性もなんだか嬉しい気持ちになりますね。
男性側も自分が美味しかったと伝えるのは恥ずかしいものですが、家族が喜んでいたなら素直に伝えられます。
義理チョコはただもらうだけでもいいですが、こんなほっこりする伝え方もいいですね。

こうして書いている私も、実は友チョコなどを毎年もらってばかりのプレゼント下手の一人です。今年は男性のみなさんも、もらったらお礼の言葉をちょっとだけ工夫して、人間関係をよりステキにつくりあげてみませんか。
(おおしまりえ)