コインチェック騒動で被害を受けた芸人たち 「たむらけんじ」が仮想通貨ブームの火付け役?
コインチェック本社の入居するビルに集まるマスコミや利用者(1月26日撮影)

仮想通貨の取引所である「コインチェック」がハッキングの被害にあい、580億円相当ともいわれる仮想通貨「NEM」が流出。コインチェック利用者から悲鳴が上がっているが、この騒動は芸能界にも波紋を広げているようだ。

出川哲朗さんには風評被害も?


まず大きな被害にあったのがお笑い芸人の出川哲朗さん。コインチェックのテレビCMに出演していた出川さんだったが、1月28日にコインチェックの公式サイトから画像と動画が削除されている。出川さんには「気の毒すぎる…」「仕事に影響出ちゃうんだろうな」「風評被害的なことにならないと良いけど」と同情の声も上がる一方で、「次は『コインチェックに預けたらヤバイよヤバイよ』っていうCMだな」と茶化す声も。

ちなみに、出川さんがレギュラー出演している『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、1月7日に出演者の「2018年の運勢」を発表。ハワイの占い師に「今年、とても大切にしていた何かを失う」と言われており、「的中してる…」とも話題になっている。

芸人の間で広がるコインチェックショック!


コインチェックを実際に利用していたのがお笑いコンビ・藤崎マーケットのトキさん。騒動が発覚した直後、会見の中継と思われる画面を映したスマホのそばに横たわる写真をTwitterにアップし「コインチェックの仮想通貨がすべて盗まれました。貯金すべてなくなりました。仕事ください」とツイート。



その後も「火葬痛架」「強いお酒を飲んだにもかかわらず昨夜は寝れなかった」「この2日で4時間ほどしか寝れていない」と悲痛な投稿を連発した。しかし、1月28日にコインチェック側が補償方針を発表したことを受けて「多少は返ってくるそう」「ありがとう和田くん。今日からうまく笑えそう」と語っており、少しだけ落ち着きを取り戻している。



また、サバンナの八木真澄さんもコインチェックを利用していたようで、28日に行われたイベントの際に、30万円相当が“消えてしまった”と報告。他の若手芸人も被害にあったと語っていたため、コインチェック問題に巻き込まれた芸人は少なくなさそうだ。

お笑い芸人の間での仮想通貨ブームの火をつけたのは、たむらけんじさんだとされている。1月21日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、松本人志さんが自身も仮想通貨を購入していたことを告白。「全部たどっていったら、たむけんだと思う。あいつがすごい薦めている」と明かしていた。

たむらさんのTwitterはコインチェック騒動後、「炭火焼肉たむら」のアカウントの投稿などをリツイートするばかり。唯一関連するものは、@minarin_さんによる「NEM財団が、流出資金自動追跡プログラムの作成を開始しました。その完成を待ち引き継ぎを行い、作業終了とさせていただきます。それまでは、こちらで追尾を続けます」という投稿のリツイートだった。
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