「人は変われる」の原点になった高校時代の思い出
現在は「ダイエット」以外にも、「英会話」や「ゴルフ」などに手を広げているライザップ。一見まとまりのないように見える事業だがこの3つには共通点があり、瀬戸さんは「三日坊主市場」と呼称していた。つまり「ダイエット」も「英会話」も1人だと途中で挫折してしまいがちだが、ライザップはこの“続ける”という側面に着目したサービスを展開しているという。
そんな「三日坊主市場」で大成功を収めた瀬戸社長の原点は、高校時代のとある出来事。ある日彼は友人から紹介された女子生徒に告白されたのだが、体重70kg超の彼女は自信がない様子だったそうだ。そこで瀬戸さんは、彼女と一緒にダイエットをすることを決意。
瀬戸さんはダイエットを猛勉強して、食事面でもサポート。体重が減らなくなり彼女が挫折しそうな時期も電話で熱心に励まし、いつしか2人はつきあうように。そしてダイエット開始から3カ月後、そこにはすっかり痩せて見違えた彼女の姿が。体重が減ったことで自分に自信が持てるようになったのか、一気にクラスの人気者になったそうだ。
この時の体験こそが、「人は変われる」というキャッチコピーでお馴染みとなっている「ライザップ」の原点。
変わりすぎてしまった瀬戸さんの彼女
番組では感動的なVTRとして紹介されていた瀬戸さんのエピソードだが、実はこの話にはちょっとだけ悲しい続きが。放送内でも彼が一言だけ「振られたことをきっかけに勉強して大学に行った」と触れていたように、瀬戸さんは結果にコミットした彼女に振られているのだ。
「週刊現代」のインタビューによると、彼女は「クラスで一番可愛い」とまで言われるようになりモテモテに。その結果大学生の男性と浮気して、瀬戸さんの元を去ってしまったという。視聴者の中にもこのエピソードを知っていた人は少なくないようで、SNSなどでは「でもこの後振られたんだよね…」「『そんな彼女が今の妻です』ってならないのが現実」との声が。