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「東日本旅客鉄道労働組合」からストライキ等の争議行為を行う旨の通知があったと厚生労働省が2月20日に発表した。もし実施されればJR東日本が民営化されて以来初のストライキになるが、ネット上では「ストライキの内容がぬるすぎる!」とのツッコミが相次いでいる。
ストライキ中もまさかの通常営業!?
発表によると、予定されているストライキの開始日は3月2日以降。「所定昇給額をベアの算出基礎にせず、全組合員一律定額ベアを実施すること」を要求事項とし、ストを決行するという。
しかし注目が集まったのは争議行為の内容で、「全組合員(助役を除く)による本来業務以外に対する非協力(自己啓発活動等)の形式による争議行為の実施(今争議行為により列車運行に支障をきたすことはない)」とのこと。あくまで自己啓発活動などの業務外活動を拒否するだけで、他の業務は通常通り行うという。
これには「電車止めないとかストなめてるの?」「サビ残を拒否することが果たしてストになるのか…」「ストライキするときくらい奴隷根性を放棄するべき」「発表されているストの内容が社畜すぎて泣けてきた」「全線を終日止めるくらいのやる気を見せてもいいと思う」「日本は平和だなー」との声が続出。
一方で「電車止めてくれないと会社休めないじゃん!」「鉄道がストで止まると会社も休みになるからもっと本気出してほしい」「ストの報道をテレビで見ながら平日に酒飲みたいな~」「JR東労組のストを煽ってる人多いけど、会社行きたくないだけでしょ(笑)」といった声も少なくない。
海外のやる気満々なストライキ
甘すぎると言われてしまったJR東労組のストライキだが、海外ではどのようなストライキが行われてきたのだろうか。例えばドイツの機関士労組は、2014年から2015年の1年間にかけて9回のストライキを決行。中には6日間にかけて従業員が職務放棄するストライキもあったほど。
また昨年1月にはロンドン地下鉄の従業員が24時間のストライキを決行。ロイターの報道によるとロンドン市内の交通は大混乱してしまい、通勤客の女性は取材に「バスは混雑でひどい状態なので、歩きで行こうと思います」と答えていた。
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