「おさる」から6回も改名したモンキッキー 現在は書家「宇都鬼」として活躍
画像は「モンキッキー オフィシャルブログ」のスクリーンショット

「すんまそん」「うれCY!」などのギャグや、持ち前の身体能力を生かして多数のメディアに出演していたおさる。しかし、占い師・細木数子のすすめにより「モンキッキー」に改名したあたりから、段々とTV番組では姿を見なくなってしまった。
そんな彼は現在、芸名をまたモンキッキーにして活動をしている。


6回改名してまたも「モンキッキー」に


モンキッキーは1991年にお笑いコンビ「アニマル梯団」のおさるとして、大学の同級生だったコアラと一緒に芸人デビュー。その後、「タモリのボキャブラ天国」(フジテレビ系)や「筋肉番付」(TBS系)などに出演し、人気を博した。
しかし、1999年に相方のコアラが女優・三原じゅん子と結婚し、所属事務所を移籍したことから2000年にコンビ解消して、一人で芸能活動を続けることになる。

そして2004年「史上最大の占いバトルウンナンVS細木数子!」(TBS系)の企画の中で、占い師・細木数子にすすめられて「モンキッキー」に改名。改名後初めての仕事で知り合った山川恵里佳と意気投合し、2007年に結婚した。その後は1男1女をもうけるなど、プライベートは充実していたが、TV番組への露出は増えるどころか減ってしまい、芸能活動は少なくなっていった。

モンキッキーは、2012年にもう一度芸名を「おさる」にしている。一緒にお笑いライブに出演していた芸人たちと、妻の強いすすめで、細木数子の事務所に承諾を取ってから名前を戻したしたのだとか。しかし、その後も何度も改名を繰り返し、2017年6月に6回目の改名をしてまたも「モンキッキー」となり、現在に至る。


書家「宇都鬼(うっきー)」としての顔がメインに


そんなモンキッキーは現在、「宇都鬼(うっきー)」という名の書家としても活動している。この書家への挑戦が人生を変えるきっかけとなった。
実は書道とは幼い頃から縁が深く、書道教室の先生だった母親に教わり、4歳から書道を始めていたという。
さらに2009年頃から書家・松川昌弘氏に師事し、地道な努力を積み重ねていた。

前述の改名の多さで業界からも嫌われてしまい、月収0円になってしまった時期もあったというが、努力が徐々に実を結び、東京書作展 選抜作家展2015東京新聞賞、第25回永和全国書展 大賞、第24回佐賀県書道展 佐賀県商工会議所連盟会賞など、数々の賞を受賞。

他にも書道パフォーマンスや筆ペン・ペン字レッスン、社名書き、命名書、年賀状デザイン等、幅広く「書」にまつわる仕事を受注している。
「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)に出演した際は、美文字を競うコーナーで歴代最高得点を記録した。これにより芸能界No.1美文字タレントの称号を勝ち取った。

なお、2018年2月19日付けの日刊ゲンダイDIDITALの記事において、現在の仕事の比率は「ほぼ10割書家」と明かしている。
(新美友那)
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