電動歯ブラシを主要メーカーごとに図解してみた! ブラウン、パナソニック、フィリップスの違いは

「磨きが足りないですね」

これは以前、歯科検診で私が歯医者さんに言われた言葉です。自分ではしっかり歯磨きしているつもりでも思ったほど汚れは落ちておらず、残った汚れが歯石となって歯にこびりつきます。
もうこうなると自分では取ることができません。

歯医者さんでゴリゴリと歯茎と歯の間の歯石を取ってもらい涙目で終了。

「これからはもっとしっかり歯を磨くぞ」と思うのですが、1年後に再度検診にいくと

「磨きが足りないですね」

…そうですか。しっかり磨いているつもりなのに。

歯磨きに手を抜かないために電動歯ブラシを


私も歯磨きは普通の歯ブラシを手で持ってゴシゴシ派だったのですが、時間をかけても磨きやすいところだけ磨いているような状態で全体的にはキレイになっていないことを注意されました。

右利きなので左側は上手く磨けているのですが、右側の磨きが全体的に甘いようです。

「一本一本の歯を意識して磨かなきゃいけないのは分かるけど、どうしても適当になってしまうな…」

そう考えてついに「電動歯ブラシ」を使うことにしました。購入する前は「歯を磨く力が強くて歯を傷つけそう」「普通の歯ブラシに比べると価格が高い」といった苦手意識がありました。

実際日本での電動歯ブラシの利用者は20%以下だそうです。しかし利用してみた結果、電動歯ブラシは使ったほうがいいと思いました。

電動歯ブラシを主要メーカーごとに図解してみた! ブラウン、パナソニック、フィリップスの違いは


初めて使う人はびっくりすると思います。磨いた後の歯のツルツル具合に。

電動歯ブラシは歯を傷つけないのか?


普段から歯ブラシを歯に押しつける力が強めな人には過圧センサーがついたモデルをオススメします。

私が購入したのはブラウンのオーラルBという電動歯ブラシですが、パナソニック、フィリップスなどの主要メーカーの商品にも同様に押し付けすぎを防止するセンサーが搭載されているモデルがありますので、歯を磨きすぎてダメージを与えるという事態を避けられます。


軽く当てるだけでも十分なマッサージ効果で歯茎の血行を良くしてくれます。歯茎のマッサージって大事らしいですよ。

電動歯ブラシは価格が高い


これも電動歯ブラシ導入の高いハードルだと思います。本体の価格、替えのブラシのランニングコストを考えるとどうしても100円や200円の普通の歯ブラシにはかないません。

しかし、虫歯になってからの治療費や歯を失っての差し歯、インプラントなどを考えると虫歯予防に多少のお金をかけることは重要なことではないかと思います。歳をとっても自分の歯で美味しいものを食べたいですからね。

主要メーカーの電動歯ブラシブランド紹介


●ブラウン(オーラルB)
電動歯ブラシを主要メーカーごとに図解してみた! ブラウン、パナソニック、フィリップスの違いは


特徴的な丸型ブラシが搭載された電動歯ブラシで歯を一本一本包み込み、ブラシの高速上下運動と左右反転運動で歯垢をかき出します。

臨床実験で「手動歯ブラシよりも歯石除去効果が高い」と認められた世界の歯科医が使用するブランドで、私も使っていますが丸型のヘッドなので口の奥にも入れやすい感じがします。

●パナソニック(ドルツ)
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音波振動で歯間の汚れもしっかりかき出すパナソニックのドルツは日本歯科医師会も推薦する電動歯ブラシです。

ポケットドルツはコンパクトで持ち運びやすく外観が化粧品のようにオシャレなので、会社でランチ後の歯磨きにも使いやすそうですね。

電動歯ブラシではないですが、同じドルツブランドでジェット水流を使い歯間、歯周ポケットの中の汚れを洗い流す「ジェットウォッシャードルツ」という器具があります。

こちらは私も購入して使っているのですがスゴイです。歯茎の間に水がグイグイ入っていって汚れを弾き出します。「水流でこそぎ落とす」といった感じで、口の中の取れなかった汚れが取れますし歯茎も鍛えられます。
最初使ったときは水流が強くて痛さに泣きました。はじめて使う人は水流最弱から徐々に上げていき自分に合った勢いで使いましょう。

●フィリップス(ソニッケアー)
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高速振動とヘッドの振幅により発生する音波水流によって優しく効果的に歯垢を除去。10年連続日本の歯科医・歯科衛生士の使用率No.1の実績ありです。

スマホアプリと連動してブラッシング不足の箇所をガイドしてくれたり、力加減を指示してくれたりするというイマドキなモデルもあります。

再度歯科検診へ


電動歯ブラシを使って数カ月、定期の歯科検診へ行ってみました。

「磨きが足りないですね。…でも以前より良くなっています」

おっ!ちょっと前進しました。ひき続き丁寧な磨きを心がけます。

私が通っている歯医者さんに電動歯ブラシに関して聞いてみました。歯医者さんの個人的な考えだとは思いますが、

「時間のない朝などに普通の歯ブラシで適当に歯磨きするよりも、短時間でもしっかり磨けるということで良いと思います。夜は時間があると思うので電動でも普通の歯ブラシでも一本一本丁寧に磨き、フロスなどで歯の間の汚れも取るといったように、自分の生活に合わせて利用するのがいいのではないでしょうか」

なるほど。
人それぞれのライフスタイルに合わせた歯の健康管理が必要ということですね。

体の不調とは違い虫歯は自然に治ることはないですし、歯周病は様々な病気の引き金になるとも言われています。口腔環境と腸内環境も密接な関係にあり歯をケアすることは全身の健康管理をするうえでも非常に重要です。手軽な口腔環境改善のために毎日の歯磨きに電動歯ブラシを検討してはいかがでしょうか。

(Mono)
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