TP-Linkスマートプラグを導入「家電に出迎えてもらう」喜びがしみじみスゴい

今回は一人暮らしのスマートホーム化計画の一環として、TP-Linkの「スマートプラグ HS105」を購入してみました! この記事ではそもそもスマートプラグとはどのようなものか、Amazon EchoやGoogle Homeといったスマートスピーカーや間接照明と組み合わた活用方法などを紹介。導入後に一人暮らしの生活はどのように変化したのか、見ていきましょう。


TP-Linkスマートプラグとは


スマートプラグの機能を簡単に説明すると、コンセントから家電への通電を遠隔操作するガジェットです。
TP-Linkスマートプラグを導入「家電に出迎えてもらう」喜びがしみじみスゴい

もちろん工事などは不要で、家庭の一般的なコンセントに挿すことができます。
コンセントは当然プラグを挿せば電気が流れますが、スマートプラグを介することで電気を流すか、流さないかコントロールできます。スイッチ式の電源タップの遠隔操作版と捉えるとわかりやすいでしょうか。

つまり
1.コンセントに挿すだけで動作する家電(間接照明など)
2.通電後にリモコンやボタンによる操作が必要でない家電(簡易的なサーキュレーターなど)

のオンとオフを操作することができます。

特徴
・スケジュール機能やタイマー設定が可能
・国内仕様のプラグ形状
・スマートスピーカー(Amazon Echo, Google Home)に対応


僕自身が以前からスマートプラグの動向を追ってきたわけではありませんが、本製品が発売されるまでは海外仕様のものが多く、スマートスピーカーも海外版しか対応していないものがほとんどだったそうです。海外旅行に行かれた方ならわかると思いますが、コンセントの形状や電圧は国によって違うため、国内仕様というのは非常に安心です。
またスケジュール機能やタイマー設定があるので、毎晩照明をつけることで長期旅行中の防犯に役立てるという使い方も可能です。

TP-Linkスマートプラグ利用時の注意


横長の形状をしていることと、逆挿し防止のため極性があることで、上下に並んでいるタイプの壁コンセントに挿すのが推奨です。
電源タップのように左右に並んでいるタイプのコンセントは横の差し込み口を隠してしまいます。
また利用するためには専用アプリをダウンロードするスマートフォンと、2.4GHz帯のWi-Fi設備が必要です。

そして購入前に注意していただきたいのは、スマートプラグではあくまでも「主電源のオンとオフ」を操作するだけです。たとえば間接照明を遠隔操作でつけたあと光量をコントロールしたり、サーキュレーターに取り付けて風量をコントロールすることはできません。

TP-Linkスマートプラグの設定方法


初期設定の方法は以下の通りです。

1.「Kasa Smart」アプリをダウンロード
2.アプリ内で機器を追加
3.本体をコンセントに挿入
4.アプリの指示にしたがってWi-Fiに接続
5.端末名や位置情報などを設定する


アプリに表示される指示に従えば特に難しい設定は必要ありませんでした。

最近の便利アイテムは説明書が簡易的で、とりあえずアプリをインストールして指示に従ってくださいというものが多くてとても助かります。


実際に家庭のサーキュレーターで使ってみた


ちょうど我が家にリモコンやタイマー機能がない格安サーキュレーターがあったので、スマートプラグで遠隔操作してみることにしました。
ちなみにこのサーキュレーターは本来コンセントに挿したあと物理スイッチによる操作が必要ですが、スイッチを常にオンにしておくことでスマートプラグによるコントロールが可能になります。
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TP-Linkスマートプラグを導入「家電に出迎えてもらう」喜びがしみじみスゴい


普段からスイッチをオンにしておくことや、いる場所に向けておくなどの準備は必要ですが、スマホから付けられるのはやはり便利でした!
しかし先ほども述べたように風量はコントロールできないので、事前に好みの設定にボタンを合わせておく必要があります。

他サービスと組み合わせるとさらに便利


Amazon Echo/Google Homeによる音声操作


冒頭でも述べたようにTP-LinkスマートプラグはAmazon Echo、Google Homeによる音声操作に正式対応しています。

Amazon Echoの場合は、
(1)TP-Link Kasaアカウントに登録
(2)Kasaアプリの設定から遠隔操作をオンに変更
(3)端末に名前を設定する
(4)Amazon Alexaのスキルから「TP-Link Kasa」を連携
(5)端末を検出


以上の手順を踏むことで音声操作が可能になります。
アプリ内で設定した機器名を読み上げて「アレクサ、扇風機を付けて」「扇風機を消して」という2パターンの音声操作が可能です。

IFTTTによる外部サービス連携


時間指定やスケジュール設定はデフォルト機能で可能ですが、IFTTTと連携することで外部サービスの情報をもとに家電のオンオフを操作することもできます。
IFTTTとは「〇〇したら〜する」という条件とアクションを設定しておくことで、様々なWebサービスの挙動を自動化できるサービスです。たとえば「Twitterに画像が投稿されたらInstagramにも投稿する」「明日の天気が雨ならLINEに通知する」といった使い方ができます。

スマートプラグでIFTTTを使う場合にも「温度が特定の値を上回ったら扇風機を回す」など、詳細な条件設定が可能です。IFTTTではさらに様々な条件指定が可能なため、アイデア次第で無限大の使い方ができます。

家中の家電にスマートプラグを取り付けて「スマートフォンが自宅のWi-Fiに接続したらオンにする」などを設定しておけば、帰ってきたときに家電に出迎えてもらうことができます。

TP-Linkスマートプラグを導入「家電に出迎えてもらう」喜びがしみじみスゴい


(橋本ナオキ)
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