BOYS AND MEN、ここにあり! 「炎・天下奪取」はボイメン流サマーアンセム/インタビュー前編
<左から>吉原雅斗、平松賢人、辻本達規、田中俊介、水野勝、田村侑久、小林豊、本田剛文、勇翔、土田拓海

BOYS AND MEN/9月12日にシングル『炎・天下奪取』をリリース


東海エリア出身・在住メンバーで構成された10人組エンターテイメント集団、BOYS AND MEN(通称ボイメン)。ヤンキー風学ランをトレードマークに、暑苦しいほどの勢いとユーモアで注目され、気付けば5作連続オリコンデイリーチャート1位という、東海地方から全国区のアーティストに。
新曲「炎・天下奪取」は、ボイメン流サマーアンセムともいえる元気ソング。MVでは学ランを脱ぎ捨て、風呂桶ひとつで撮影に臨んだ。「おもしろければ、何でもやる!」という貪欲さで突き進み、来年1月には故郷に錦を飾るべく、ナゴヤドームでの凱旋ライブも決定している。そのボイメンから、水野勝(金)、田中俊介(銀)、田村侑久(青)、小林豊(黄緑)の4人にインタビューを敢行した。
(取材・文/坂本ゆかり)

おもしろくなるんだったら、何でもやります!(田村)

――新曲「炎・天下奪取」は、「帆を上げろ!」に続く、2度目のヒャダイン(前山田 健一)さんの提供曲ですが、テーマパークのようにいろいろな要素が詰まった曲ですね。

水野:そうですね。メロディーにたくさんの表情があるので、歌っていても楽しいです。ヒャダインさんが、「このパートはこの子に歌ってほしい」ってパート割りもしてくださって。レコーディングのときにも、「個性的に、自分らしくやっていいよ」って言ってくださいました。

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水野勝

――それぞれ、どんな風に自分のパートを歌ったのですか?

小林:“ちょちょぎれる涙”って僕のパートでは、ヒャダインさんから「キラキラアイドルな感じで歌ってください」って言われました。なので、甘いキラキラした感じで歌っています。

田中:僕は正反対だったな。
サビに入る直前にガッと盛り上がるところが僕のパートなんですけれど、そこはキラキラアイドルみたいな感じは歌えないし、僕自身もそういうキャラじゃないし(笑)。ボーカルレコーディングって、全員一緒じゃなくて、一人ずつやるんです。僕が最後だったから、他のメンバーが録音した声を聴きながらキレイにバランスが取れるように歌ってたんだけど、ヒャダインさんが「そうじゃない。もっと泥臭く自分の個性でやっていいよ」って。だから完全に自分の声色、自分しか出せないような強い色で歌いました。

水野:僕も田中と一緒ですね、「熱くやって!」って。“炎・天下奪取!”の部分を任されたのですが、この曲の表情というか、大事なパートじゃないですか。何回か録りなおしたけど、うまく歌えたと思います。

田村:僕は2番の“よーそろー”をいろいろな歌い方で、3時間くらいかけて録りました。こぶしをきかせた歌い方が採用になったんだけど、ヒャダインさんが「ライブでは歌い方を変えてもいいよ」って言ってくださっているので、変えていこうと思っています。

田中:え、やってる? 変わってないじゃん(笑)。

田村:この前、イオンモール熱田でリリースイベントをやったときは、“熱田のイオン”って変えてみたんだけど、誰も気付いてくれなかった(笑)。


小林:言ってたね。変な空気になってたよ(笑)。

田村:ナゴヤドームでやる時は、こぶしをきかせて“ナゴヤドーム”って言おうと思ってます。

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田中俊介

――なんだかヒャダインさんに、愛されてますね! そもそも、ヒャダインさんとボイメンの関係の出発点って?

小林:だいぶ前に共演したことがあるんですけれど、その時から「この子たち、来る! オファーがあったら絶対に受けて」ってマネージャーさんに言ってくださっていたみたいで。3、4年越しになったけど、お願いした時には快諾で「帆を上げろ!」を書いてくださいました。

田村:初対面のときに、うちのマネージャーに「名刺交換しろ!」って言ったんですよ。俺がガツガツ行ったおかげですね~。

田中:僕たちもヒャダインさんの曲やももクロさんの曲をよく聴いていたので、「まさか書いてもらえるなんて!」って驚きました。最初に書いていただいた「帆を上げろ!」も、ヒャダさんの特徴である音数の多い楽しい曲で、いただいたときに「この曲が僕たちの曲になるなんて!」って嬉しくなりました。好きになってもらえたから、2回目のコラボが実現したのかな……。“2度あることは3度ある”なので、次も期待しています(笑)。

――「炎・天下奪取」は水野さん出演のドラマ『マジで航海してます。
~Second Season~』の主題歌ですが、ドラマはいかがですか?

水野:撮影は終わったのですが、楽しかったです。航海士という馴染みのない職業を演じさせていただいたのですが、世界の海には海賊が本当にいるんですよ! 運搬船は30キロしか出ないけど海賊船は100キロくらい出るから、すぐに追いつかれちゃうんです。

田村:そこはやっぱり、ゴムゴムの実とかを使って……。

水野:(田村を完全無視)怖いですよね。撮影で船にも乗せていただいたり、貴重な経験をさせていただきました。

小林:なんか、楽しかったみたいですよー。撮影が終わって帰ってくるとテンションが高いし、人に優しい感じがしました(笑)。

水野:初めて明るい役を演じたので、楽しかったです。

BOYS AND MEN、ここにあり! 「炎・天下奪取」はボイメン流サマーアンセム/インタビュー前編
撮影/山本佳代子

――「炎・天下奪取」のMVは銭湯で撮影されましたが、ほぼ全裸という!

田村:おもしろくなるんだったら、何でもやります!

――撮影前に、身体を鍛えたり?

水野:こいつ(田村)に関しては、まったくないです!

田村:(お腹の肉をつまみながら)ストイックに(笑)。

小林:辻本とか本田は鍛えていましたね。僕は、鍛えるじゃなくてダイエットを。

水野:8キロ落としたんですよ。


小林:じゃないと、水と共にポヨンポヨンのお腹が映っちゃうから(笑)。

――アキラ100%さん並みの、風呂桶のみという衣装での撮影でしたが(笑)。

小林:衣装代、だいぶ安くすみましたね。

田村:僕はアキラ100%さん本人に教えてもらいましたから、完璧でした。

水野:いや、回してないし(笑)。映画『テルマエ・ロマエ』にも使われた、北区の稲荷湯という銭湯で撮影したのですが、ファンの子たちが、さっそく行ってくれているみたいです。

BOYS AND MEN、ここにあり! 「炎・天下奪取」はボイメン流サマーアンセム/インタビュー前編
撮影/山本佳代子

――「炎・天下奪取」はボイメン流のサマーアンセムですが、今年の夏の思い出を教えてください。

田村:俺は、生後7ヶ月の愛犬・タイニープードルを初めての海に連れて行きました。僕が海に入って呼んでも、怖がって波から逃げていて。30分ぐらい戦って、やっと意を決して海に飛び込んできました。かわいかったな~。水着ギャルたちも「かわい~」って寄ってきてくれて、話がはずみました。
犬を飼っててよかったなー。

小林:あ、これ絶対書いてください!

田村:いやいや、ナンパはしてない。リアルお姉ちゃん含む田村ファミリーで行ったから!

田中:僕は映画が好きで、ちょっと時間が空くと映画館によく行くんです。今年は終戦記念日に、『沖縄スパイ戦史』という作品を見に行きました。映画館は、戦争を経験したおじいちゃんおばあちゃんで満席。戦争を知らない世代のお客さんは僕くらいで。そういう環境で見た映画体験が心に残っています。

小林:僕は竹の筒を使った流しそうめんをして、スイカ割りをするという、正しい日本の夏を満喫しました。スピードワゴンの小沢さんたちと一緒に(笑)。

水野:僕、プライベートの夏の思い出、ガチでない! 仕事でもいいですか? 仕事だとフェスですね。北海道で氣志團さんとゴールデンボンバーさんとご一緒できたのがうれしかったです。

田村:忙しいアピールか! でも2日続けてのオフって、何年かぶりだったんです。
テンション上がりました。

――【BOYS AND MEN】インタビュー後編へ
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