



宿泊をシェアする
宿泊のシェアで有名なのは「Airbnb」です。民泊、という言葉は聞いたことがある方も多いかもしれませんが、実際に使ったことがある!という方はまだまだ少ないのではないでしょうか。日本人の感覚からすると、どこかに旅行にいくといった場合、ホテルを予約するのが一般的ですが、そこに「民泊」を加えてみましょう。
民泊のメリットは、なんといっても安いこと。もちろんクオリティによってはホテルより高いというところもありますが、それでもほとんどの宿泊先はリーズナブルな価格で提供されています。
また、個室貸しの場合はその家の住人の家の一室を借りる、ということになるので、その住人との交流も楽しめます。前回も話しましたが、異業種の人達、普段の生活で会わないような人達と交流することは得るものが大きいです。この場合、「立食パーティーでのソーシャライズ」なんてかたっ苦しいものではなく、友達の自宅に遊びに行くような感覚で交流できるので気分的にも楽です。
「人と交流するのはちょっとニガテ…」という方は、「まるまる貸し切り」を選びましょう。これに該当する物件は、オーナーが同居しておらず、完全に自分一人の空間を借りることができます。鍵の受け渡しも物件によっては全部ネットでのやり取りのみで行われるところも最近増えていますし、気軽に使えます。
「旅行に行く予定が特にない」なんて人も、まずはスマホのアプリをダウンロードして一度試しに使ってみてください。ウェブサイトを見るとびっくりすると思いますが、一泊2000円台から出ていたりします。
スペースをシェアする
社会人サークルで勉強会をする、友人と一緒にゲーム大会をやるなど、ちょっとした集まりの時に役立つのがこのスペースをシェアするシェアリングサービスです。有名なところだと「スペースマーケット」などですね。スペースのシェアというのはしょっちゅう使うものではないかもしれませんが、「人を集めてイベントをしたい」「個室でゆっくり誰かと話したい」みたいな需要にこたえてくれます。
スペースマーケットも民泊のAirbnb同様、スマホのアプリがありますのでそちらから検索・予約します。こういった場所貸しの仕組みで特徴的なのは、「需要の時間帯によって価格が変動する」ということ。週末や、平日の昼から夜にかけてはやはり需要が多いので同じ部屋でも値段が高くなりますが、逆に早朝や深夜などはものすごく安くなったりします。朝活でちょっとだけ使いたい、夜通しでイベントがしたい、といった場合は安くなる可能性が高いので、借りたいところの価格を調べてみてください。
こういう場所、利用方法はちょっと知っておくだけで役に経ちますし、慣れればどんどん使い方も上手くなっていきます。いろんな場所があるということを知り、選択肢を多く持っておけば、状況に応じてより柔軟な対応ができますし、コストも抑えられるでしょう。
クルマをシェアする
かなり一般的になってきた感のあるクルマのシェア、「カーシェアリング」。有名なところは「Times」や「カレコ」ですね。クルマは持つか持たないかで人生の支出が大きく変わるものですので、ここはそれぞれの生活パターンに合わせて導入するかどうか検討してみましょう。
比較的都心部に住み、電車網が充実しているところの近くに住んでいる場合、クルマが必ずしも必要でない場合もあります。また都心部はカーシェアのステーションが自宅から近いことも多いので、一度自宅周辺にカーシェアの駐車場があるかどうか調べてみましょう。徒歩5分圏内にあったら貴方はラッキーです!このくらいの距離なら雨が降っていてもなんとか我慢できますし、自宅まで歩くのも苦になりません。」
カーシェアの利用はとても簡単。はじめに免許証などの登録手続きは必要になりますが、一度登録してしまえばあとは専用のスマホアプリから予約するだけ。クルマのドアの鍵も、Timesは非接触ICカードキーになってみて、Suicaのように「ピッ」とやるだけで開きます。カレコに至ってはスマホがそのまま鍵の役割も果たしますのでスマホだけで完結します。
自家用車は、95%の時間は使われていないと言われています。確かに自宅の目の前にあってパッと乗れるというのは便利ですが、それだけのために高い金を払う価値があるのかどうか、もう一度見直してみましょう。車を保有するための支出を年間で計算してみるとわかりますが、ものすごい差があります。カーシェアは導入できる環境ならぜひ導入しましょう。
借りれるものは借りる、が新しいスタンダード
今回ご紹介したもの以外にも「労働のシェア」「物品のシェア」などいろんなものがあります。モノがあふれている今の時代、モノに執着して抱え込むのはあまりスマートではありませんし、コスパが悪いです。
必要なものを、必要な時だけ借りて、必要な分だけ払う。これができるようになれば、特別なことをしなくても無駄な支出を減らせて、お金が貯まるようになっていきますよ!
(ムーチョ)
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