
東京・国際フォーラム ホールAにて全国ソロツアー『TAEYEON JAPAN TOUR 2019 ~Signal~』を開催した。
本公演は、4月13日から4都市7公演で行われた全国ツアーを締めくくるツアーファイナル公演。
ピンク(少女時代のイメージカラー)のペンライトに埋め尽くされた会場にテヨンが登場すると、観客は大歓声をあげる。テヨンは、生バンドの演奏とともに「Make Me Love You」でライブをスタート。続けて、新たな一歩踏み出す思いを歌った「Stay」を歌唱。テヨンは、繊細さと力強さを合わせ持つボーカルで観客の心を惹きつけていく。



MCでテヨンは「みなさんのおかげで最後に追加公演ができました。大きな会場で大勢のみなさんと会えることがうれしいです。最後まで楽しんでいってください!」と声を上げ、ミニアルバム『VOICE』からの新曲「HORIZON」を披露。テヨンは、男女の恋愛観を明るいメロディで歌い楽しさ溢れる空間を作っていく。
ダンサーとともに「Baram X3」をパフォーマンスすると、会場は一気にパーティー空間へ変化。パワフルなファンクナンバー「TURNT and BURNT」では、情熱的なムードを醸し出す。
MCでは、「みなさんの表情を見ると思いっきり楽しんでいるのがわかって、私もテンション上がりました」と語るなど、リラックスした口調でファンとコミュニケーション。広い会場は、終始フレンドリーな空気に包まれていた。



ミニアルバムのリード曲「VOICE」は、ミュージックビデオの衣装で歌唱。離れてしまった相手の“あなたの声”に励まされるという切なさとポジティブさが入り混じる思いを、圧倒的なボーカルで表現していく。テヨンの歌の迫力に、観客は大きな拍手を送った。
切ないバラード「Rescue Me」、未来へ進んでいく強い意志の詰まった「I'm The Greatest」、グルーヴィーなファンクチューン「Something New」など、様々なカラーの楽曲を披露していくテヨン。「Vanilla」では素直に思いを伝えられない女性の心情を歌う。ミディアムポップな「I Found You」では観客とコールアンドレスポンスし、さらには韓国での新曲「Four Seasons」も披露しファンを喜ばせた。
ライブ後半戦は、優しいメロディのバラード「Rain」、心地いいポップチューン「11:11」などを歌唱。そして、寂しさや静けさが私を強くしてくれると歌う「SIGNAL」を披露し、温かい空気に会場を包んでライブ本編は終了となった。



興奮冷めやらない観客からのテヨンコールに応えて、ステージに戻ったテヨンはアンコールで「Curtain Call」を歌唱。
MCでテヨンは、ライブで感じた思いを語っていった。
最後の曲は、テヨンの韓国でのソロデビュー曲「I」。一人ひとりの人生の美しさを称えるスケールの大きなナンバーで会場は一体感に包まれた。
すると曲が終わりかけたとき、すべての観客がテヨンへの感謝を伝えるメッセージカードを掲げ、「I」のサビを大合唱。テヨンは、ファンからの思わぬサプライズに感激の涙をこぼす。「うわ~、ありがとう!」と声を上げたテヨンには笑顔があった。温かく素敵な空気に包まれて、ライブは締めくくられた。


テヨン(少女時代)が、5月31日(金)
ときにダイナミックにときに繊細に美しい“VOICE”歌声を届けたテヨン。ハートフルなバイブスにあふれた、彼女のパーソナリティーが伝わってくるライブだった。この後、テヨンは日本初のミニアルバム『VOICE』を6月5日に発売する。
セットリスト
Meke Me Love You
Stay
HORIZON
Baram X 3
I'm OK
I Got Love
TURNT AND BURNT
VOICE
Rescue Me
Sweet Love
I'm The Greatest
Something New
Vanilla
I Found You
Four Seasons
Rain
One Day
11:11
SIGNAL
<ENCORE>
Curtain Call
I(Japanese Version)