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「吉本興業さんの件もありますけど」辻仁成が惚れた「風をつかまえた少年」14歳の息子と父の創作の物語

「少年が自分の力で自家発電の風車をつくる大変さ。そのなかにある、人間の限りないひたむきな力。吉本興業さんの件もありますけど、この映画を見れば心が洗われます。映画の力ってすごいと改めて感じましたね」

7月22日、東京渋谷区のユーロスペースで行われた映画「風をつかまえた少年」(8月2日公開)のトークイベントに、芥川賞作家にしてミュージシャン、そして映画監督もこなす辻仁成が出席した。

トークイベントが始まったのは、吉本興業・岡本社長の釈明会見も終盤に差し掛かった頃。登壇直前まで辻も会見の様子を見ていたらしく、司会者から映画の感想を質問され、まず出てきたのが冒頭の言葉だった。
「吉本興業さんの件もありますけど」辻仁成が惚れた「風をつかまえた少年」14歳の息子と父の創作の物語

何もないところから物事をつくるすごさを息子にも見てほしい


映画「風をつかまえた少年」は、アフリカの最貧国マラウイで2001年に起きた実話を基にしたもの。大干ばつによる飢饉で貧困となって学費が払えず、中学を退学せざるを得なかった14歳の少年ウィリアムが主人公だ。彼は乾いた畑に水を引くため、独学で風力発電のできる風車をつくろうと孤軍奮闘する。

少年の挑戦がどれだけ無謀かを端的に示すエピソードがある。マラウイには「風力発電」はもちろん、「風車」に該当する言葉がない……つまり、ウィリアム少年のやろうとする考えそのものを、周囲の人間は理解することができないのだ。

金もなく、資材もなく、周りの理解もないという無い無い尽くしの状況下で、少年はどうやって風車をつくり、さらにはどうやって未来を手に入れていくのか? 原作となる

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