
サンボマスターのエモーショナルな楽曲にあわせて、
岩井俊二ならではの視点で、
のんはじめ、キャストの様々な表情が映し出される!
コロナ禍で卒業制作展が中止になり、青春を奪われていく学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんが、世の中の擦り切れた思いを救い上げたいと企画し、脚本・監督・主演を務めた初の劇場長編映画「Ribbon」。 本作の主題歌入り最新予告篇が本日解禁され、予告篇は岩井俊二が制作したことが発表となった。

本日公開された15秒・30秒・60秒の最新予告篇でサンボマスターが主題歌として書き下ろした新曲「ボクだけのもの」の音源を解禁。

さらに、これまでに公開された予告篇(30秒・90秒・120秒)も含め、予告篇はすべて岩井俊二が制作。のんは、昨年、劇場版 「8日で死んだ怪獣の12日の物語」で岩井組に初参加。どんな状況でも映画づくりをあきらめない岩井監督の姿勢に勇気づけられ、「Ribbon」の脚本を書き進めたということもあり、今回のコラボレーションが実現した。岩井俊二ならではの視点で、主題歌にあわせて主人公・いつか(のん)や友人・家族の様々な感情を切り取った印象的な予告篇となっている
【視聴】映画『Ribbon』主題歌入り予告篇60秒
岩井俊二コメント
鮮烈な映像に目を奪われ、編集は楽しくて仕方がありませんでした。コロナ禍が世界を席巻して二年が経とうとしています。
そんな間にも様々な作品が作られ、世に送り出されていますが、コロナそのものをテーマにする作品というのは決して多くはありません。
この新種の疫病の正体は専門家でも研究中の課題です。
やすやすと手を出していいテーマではないのかも知れません。
そういう意味ではのんちゃんはいささかせっかちだったかも知れません。
それを言ったら僕はもっとです。
しかし、その性急さが作家としての僕らの共通点かも知れません。
今から次回作が楽しみです。

のんコメント
岩井俊二監督とは、昨年「8日で死んだ怪獣の12日の物語」に呼んでいただいて初めてご一緒させていただきました。実をいうと今回の映画は、岩井監督にかなり影響を受けています。
岩井監督の作品を見返して映像の研究をして撮影に臨みました。
まさか、私の作品の予告篇を編集していただけるなんて夢にも思っていなくて、自分の頭の中を覗かれるようで気恥ずかしかったです。
上がってきた動画が素晴らしくて、美しくて、心の底から喜びが込み上げました。
岩井監督の作品から溢れる空気や美的感覚が、Ribbonの映像や音楽や照明や演技やあらゆる要素をより美しく切なくさせていると思いました。
自分の撮った映画が人に伝わるのかとても心配していたので すが、このトレーラーを観て、"ちゃんと伝わる作品なんだ"と確信が持てました。
たくさんの方にこの映画を観てほしいという思いも大きくなりました。
そしてやっと、サンボさんに書き下ろしていただいた凄すぎる楽曲の1節を聴いていただく事ができます。
サンボさんと岩井監督のコラボレー ションって、なんて贅沢で新鮮な組み合わせなんでしょうか…。
早く、早くたくさんの方に観てほしいです。
待っててください。
よろしくお願いします。
作品概要
「Ribbon」2022年2月25日(金)テアトル新宿ほかロードショー

出演:のん 山下リオ 渡辺大知 小野花梨 春木みさよ 菅原大吉
脚本・監督:のん
製作統括:福田淳
エグゼクティブ・プロデューサー:宮川朋之
クリエイティブスーパーバイザー:神崎将臣 滝沢充子
プロデューサー:中林千賀子
特撮:樋口真嗣
特撮プロデューサー:尾上克郎
音楽:ひぐちけい
主題歌:サンボマスター「ボクだけのもの」(Getting Better / Victor Entertainment)
企画:のん
配給:イオンエンターテイメント
制作プロダクション:ブースタープロジェクト
製作:日本映画専門チャンネル non スピーディ コミディア インクアンク
映画「Ribbon」公式サイト:https://www.ribbon-movie.com
のん公式サイト:https://nondesu.jp/
コロナ禍の2020年。いつかが通う美術大学でも、その影響は例外なく、卒業制作展が中止となった。
悲しむ間もなく、作品を持ち帰ることになったいつか。いろいろな感情が渦巻いて、何も手につかない。心配してくれる父・母とも、衝突してしまう。妹のまいもコロナに過剰反応。普段は冷静な親友の平井もイライラを募らせている。
こんなことではいけない。絵を描くことに夢中になったきっかけをくれた友人との再会、平井との本音の衝突により、心が動く。未来をこじ開けられるのは、自分しかいない――。
誰もが苦しんだ2020年――。心に光が差す青春ストーリー。