
2022年12月にDMM TVがサービス開始となった。ネトフリ(Netflix)、Amazon Prime Video(アマプラ)、Disney+など、巨大企業の先行サービスがある中で、「アニメ・エンタメ、コスパ最強」を謳う。
そこで、本記事ではDMM TVの強みや魅力とは何なのか? どのような人におすすめできるサービスなのか? dアニメストアと比較検討した時の判断方法を中心に解説する。
・DMM TVとは⇒アニメ・エンタメ充実の動画配信サービス
・月額と視聴方法
・DMM TVはこんな人におすすめ
・比較検討したいdアニメストア 2023年3月以降は料金差なしに
・DMM TVで観られるコンテンツ
・「DMMプレミアム」には充実のサービスが盛りだくさん
・初回30日間無料を利用して冬休み、年始をエンタメ尽くしに!
DMM TVとは⇒アニメ・エンタメ充実の動画配信サービス

DMM TVとは、DMMが2022年12月から開始した新たなサブスクリプション型動画配信サービス。アニメを軸に漫画や2.5次元、バラエティなど、多様なエンタメ作品が揃っている。
キャッチコピーは、「アニメ・エンタメ、コスパ最強」。
月額と視聴方法
月額料金
月額は550円(税込)。正確には、DMM TVに加入する金額ではなく、サブスク会員システム「DMMプレミアム」の料金が月額550円だ。会員特典として、DMM TVの見放題作品を視聴できるようになる。Amazonプライム会員がAmazonプライム・ビデオを利用できるのと同じ、と言ったほうがわかりやすいだろう。
DMMプレミアムに加入すると、DMM TVが視聴可能になるほか、DMMブックスやDMM GAMESの一部作品なども楽しめる(詳細は後述)。
視聴方法
DMM TVではいくつか視聴方法がある。・Webブラウザ
Webブラウザで視聴する場合、別途用意するアプリ・ソフトは必要ない。
・スマートフォン/タブレット向けのiOS/Androidアプリ
スマホアプリも用意されている。ただし、VR動画、グラビア動画を視聴するには、別のアプリをインストールする必要がある。
・Fire TV
AmazonのFire TVシリーズ向けアプリも用意されている。ただし、DMMプレミアムのグラビア動画は視聴できない(レンタル・購入したグラビア動画のみ再生可)。
また、2017年以降に販売された第3世代モデル以降のFire TVシリーズでないと対応していないので、古いFire TV Stickを持っている人などは他の視聴方法を検討したい。
パソコンではWebブラウザで視聴可能で、ダウンロードしたVR動画については「DMM Player v2」を利用する。
・テレビ、PlayStation 4/5
2023年1月6日現在では視聴できない。テレビ向けやPlayStation 4/5向けアプリは、後日提供予定としている。
最新のサポート状況は公式サイトをチェックしよう
DMM TVはこんな人におすすめ
月額料金やNetflixよりは安く、Amazon Prime Videoと同じ程度。視聴方法に他サービスとの大きな差はない。では、どんな人にDMM TVがおすすめなのだろうか?アニメをよく見る人におすすめできる理由
何と言っても、エンタメ消費は映画やドラマ、スポーツに比べてアニメの比重が高い人におすすめだ。DMM picturesという自前のレーベルも持っており、新作アニメにも強い。サービス発表会では、各社独占配信コンテンツ以外の新作は100%配信を目指し、2022年内にアニメ4,600作品、エンタメふくむ120,000本の配信を目指すとしている。今後、DMM TVオリジナルコンテンツも増えていく予定だ。声優を起用したオリジナル番組もあり、アニメジャンルのコンテンツに“深さ”があるのが他社にない特徴と言える。
いわゆるVODサービスを使ったことがある人は、具体的にどの作品を見ようか決まっておらず、TOPページに表示されている作品をザッピングすることも多いだろう。DMM TVを使ってみてわかったこととして挙げたいのは、「いま見たい」の提案が一段階深いことだ。
クールごとの新作アニメをまとめたグルーピングは、どのサービスでもやっている。
DMMの他サービスを利用している
前述のとおり、DMM TVはプレミアム会員になると利用できるサービスのひとつ。他にもさまざまなサービスを展開しているDMMならではの特典も用意されている。たとえばDMM TVのアプリでは、動画だけでなくマンガも読めるようになっており、エンタメを横断的に楽しめるサービスを目指していることがうかがえる。
月額550円というのは、VOD全体で見ても安い部類に入る。これは、加入者がDMMの他サービスも利用してくれることを想定しているからこその価格だろう。つまり、他サービスの利用者を増やすためにも、お得な特典が継続的に提供されるはずだ。したがって、DMMの他サービスを既に利用している人は、よりおすすめだ。
さっそくDMM TVを30日間無料体験してみる
比較検討したいdアニメストア 2023年3月以降は料金差なしに
アニメ主体のVODで、DMM TVとどちらを使うか迷うのが「dアニメストア」だ。dアニメストアはドコモが運営するVODで、見放題作品数は5,000作品以上となっている(DMM TVは2022年12月現在でアニメ約4,600作品、エンタメ含む140,000本)。月額料金は440円と現時点ではDMM TVより安いが、2023年3月1日からの値上げが予告されており、同額の550円になる。
視聴方法もほぼ差はないが、dアニメストアはPlayStation 4でも動画視聴できるアプリが用意されている。これもDMM TVは将来的に対応予定なので、意思決定の要素にはなりにくい。
比較検討の“キモ”となるのは配信ジャンルだ。
dアニメストアは、アニメを中心に2.5次元舞台やアニソンライブ映像となっている。
DMM TVもアニメ中心に2.5次元舞台も視聴可能なところは共通している。異なってくるのは、「仮面ライダー」「ウルトラマン」などの特撮作品やバラエティ番組などの他ジャンルも配信していることと、オリジナル番組を制作していることだ。
観たい作品があるか調べてみて、どちらを利用するか判断するのが妥当だろう。

2023年1月クール放送の新作アニメ配信本数は?
DMM TVとdアニメストアで、2023年1月クール放送の新作アニメがどれくらい配信されているかを比較した。DMM TVは43作品、dアニメストアは45作品と、dアニメストアがわずかに上回っている。(2023年1月12日時点/編集部調べ)
dアニメストアの作品ラインアップを確認する
DMM TVで観られるコンテンツ
アニメを中心としたエンタメに強いDMM TVで視聴可能なコンテンツを具体的に紹介していく。まず、アニメは2023年1月クールでは、新作アニメを含む50作品を配信予定。うち16作品がDMM TV先行配信だ。
2023年アニメ DMM TV先行配信作品リスト

・「アルスの巨獣」
・「最強陰陽師の異世界転生記」
・「The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War」
・「シュガーアップル・フェアリーテイル」
・「真・進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜」
・「ツルネ -つながりの一射-」
・「テクノロイド オーバーマインド」
・「HIGH CARD」
・「冰剣の魔術師が世界を統べる」
・「魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編」
・「もういっぽん!」
・「REVENGER」
・「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」
他3作品(情報解禁前のため作品名は今後発表予定)
DMMのもうひとつの強み「2.5次元」も配信対象
DMMといえば、以前から2.5次元舞台のライブ配信を提供してきた。いわゆる「刀ミュ」「刀ステ」「A3」といった人気シリーズのほか、マンガ原作の舞台化作品も見放題対象となっている。2.5次元・舞台作品の見放題対象をDMM TV公式サイトで確認する
バラエティでは大物プロデューサーを起用
番組内の企画が人気を博した「ゴッドタン」や、人気お笑い芸人のライブ映像などが見放題となっている。日本を代表するTVプロデューサーである佐久間宣行氏と藤井健太郎氏を起用したオリジナル番組も独占配信される。オリジナル番組も充実


・「LUPIN ZERO」:世紀の大泥棒・ルパン三世の少年時代を描くアニメ
・「ウチコマ」:内田理央と生駒里奈がゲストの歩んできた人生をマンガと共に語り尽くすマンガトークバラエティ
・「自称声優」:声優の杉田智和と岡本信彦が、“今まで体験したことのないこと”をテーマに、さまざまな体験をするバラエティ
・「下下紘輝」:下野紘と山下大輝が、“日々忙しい下野を癒す”をテーマに、都内で体験できる話題の癒しスポットを巡るバラエティ
・「インシデンツ」:佐久間宣行がプロデュースする、地上波では放送できない過激なネタ満載のコント番組
・「大脱出」:「水曜日のダウンタウン」総合演出の藤井健太郎がプロデュースしたバラエティ
・「ケンシロウによろしく」:同名の人気マンガを実写ドラマ化。脚本をバカリズムが担当する
・「EVOL(イーヴォー)」:海外からも高い評価を受ける漫画家・カネコアツシが織りなす異色のダークヒーロー・ジュブナイルをドラマ化
・「ナオキマン・ホラーショー」:人気のカルト系YouTuber・Naokiman Showと、映画「リング」のプロデューサー・一瀬隆重がタッグを組んだ完全オリジナルストーリーを放送
・「スペアイ」:宇宙で活躍するアイドルたちのドタバタ劇を描いたオリジナルショートアニメ
DMM TVオリジナル作品のラインアップを公式サイトで見る
「DMMプレミアム」には充実のサービスが盛りだくさん
DMMプレミアムは、DMMによるエンターテインメントサービスを1つのサブスクリプションで楽しめるマルチエンタメ・プラットフォームとして展開
DMMブックス
アプリ内に専用のブックタブが設置されており、DMMブックスで購入した作品を閲覧できる。「毎日¥0作品」も用意されているので、これまで利用したことない人も楽しめるようになっている。DMM GAMESのゲーム
DMM GAMESでプレイできるさまざまなゲームのガチャチケットやスタミナがプレゼントされる特典が用意されている。クラウドSIM モバイルWi-Fi 100GBプランが初月0円に※いずれも2022年12月31日まで有効のクーポン
DMMいろいろレンタル
家電・カメラ・ベビー用品、スーツケースなどのお試しレンタルが全品10%オフ。その他にも、プラモデル・フィギュア、オンラインくじ、オンラインクレーンゲームなどとの連携・特典配布が期待される。
初回30日間無料を利用して冬休み、年始をエンタメ尽くしに!
DMM TVでは初めて登録する人限定で30日間無料だ。無料期間中に解約すれば料金は一切かからない。さらに、3カ月間550円相当のDMMポイントが付与される(※)ため、実質最大3カ月無料としている。還元されたDMMポイントは、個別の作品購入雨だけでなく、DMM GAMES内のゲームやDMMブックスなど同社の他サービスでも利用可能だ。
冬休みや年始をエンタメ尽くしで過ごしたい人は、無料体験を利用することを強く勧めたい。
まずはDMM TVを30日間無料体験してみる
※新規会員登録時にDMMポイントでの支払いを選択した場合は30日間無料の対象外となり、「最大2カ月のポイント付与」となる。また、付与されたポイントはDMMプレミアム月額料金の支払いに利用できない