“こだわりすぎる男”ディーン・フジオカが「なかなか東京に住めない」理由とは?

18日放送の「櫻井有吉アブナイ夜会」(TBS系)で、ディーン・フジオカがベトナム料理の“フォー”に対する激しいコダワリを発揮した。


フジオカは1980年に福島で生まれ、高校卒業後にシアトルの大学へ留学。

その後アジア各国を巡り、2005年に香港映画「八月的故事」でデビューを果たした。英語・北京語・広東語・日本語を操る国際派俳優であり、また、自ら作詞・作曲・プロデュースを手がける音楽制作をインドネシアで行うなど、マルチな才能を持つ彼。現在は妻と子どもと共にインドネシア・ジャカルタに住んでいる。


そんなフジオカが番組に持ち込んだ相談は「日本でベトナム料理店を20軒以上めぐりましたが、ウエストコーストタイプのビーフフォーが食べられるお店が見つかりません。教えてください」というもの。しかし、あまりに専門的な悩みに対し、櫻井翔は「全然、意味わかりません」とお手上げ状態だ。


実はグルテンアレルギーだというフジオカは、ラーメンやうどん、パスタなどの麺類、さらにパンなど小麦製品を使った料理を食べることができない。そのため、粉を使った麺“フォー”はフジオカにとって「フォーがないと住めない」「だからなかなか東京に住めないのかな」と言わしめるほど重要なものであるため、相当なコダワリを持っているというのだ。


そこで食通として知られ、フォーにも詳しいというミュージシャン、ホフディランの小宮山雄飛の案内で、フジオカの要望に合う都内のベトナム料理店を巡ることに。


さっそくフジオカは、移動中のロケバスの中で「スープはアツアツがいいですね。そこに半生のお肉だったり、もやしやパクチーなど新鮮な野菜を入れると、温度が少しだけ下がってちょうどいいんですよ」とスープへのコダワリを披露。続けて「牛肉は赤身の残った半生」「ソースは2種類」「野菜は別皿」とフォーに求める要素を次々と語ると、さすがの小宮山も「ちょっとプレッシャーです」と不安を口にした。


まず、小岩にある「フォーおいしい」というお店が提供するビーフフォーは、フジオカのコダワリにかなりマッチするものだったが、それでも「もやしを多めにして、コリアンダーを少なくして。唐辛子は青唐辛子の方がいいですね。僕の個人的な好みなんですけど」と細かく注文をつける。


そして2軒目、北千住の「ハノイハノイ」では、麺を見るなり「すみません、麺をもっと平たいものに変えてください」と、まさかの再オーダー。その他はおおむね納得したようだったが、「たまねぎのスライスはもっと薄い方がいいですね」という細かすぎる注文には、店主も困惑している様子だった。


ロケVTR終了後、スタジオで「カットされてましたけど、もっとすっごく細かく言ってたんですよ」と明かしたフジオカ。あまりのコダワリの凄まじさに、スピードワゴン井戸田潤には「ディーンさん、自分で店出したらどうですか?」と突っ込まれていた。


さらに、1件目の「フォーおいしい」が“フジオカの理想とするフォー”を作ってスタジオまで持ってきてくれたのだが、ここでも「麺の量がちょっと多いんですよね」と、まったく空気を読むつもりナシ。これには司会の有吉弘行も「めちゃめちゃうまいよ、なにが不満なんだ!」と突っ込まずにはいられなかったようだ。

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