香西かおり、音楽フェスでブルースを熱唱!「今日は完ぺきに上手くいきました」

大阪市浪速区とNPO法人なにわブルージーの共催で今年から開催された「なにわブルースフェスティバル」。



1960年代にビートルズなどのイギリス人ミュージシャンによって日本にも紹介されたブルース。

それが、大阪にしっかりと根をおろし、「上田正樹とサウス・トゥ・サウス」や「憂歌団」などのミュージシャンを中心として1970年代に大阪で大きな盛り上がりを見せ、それは日本全国に広まった。以降もブルースにねざしたミュージシャンを多く輩出してきた大阪。ブルースのリアリズムとグルーヴは大阪人に特有の合理主義や大阪弁の持つ強いリズムやアイロニーと相性が良いと言われている。



大阪市浪速区のなんばHatchとその周辺のストリートにて9月の17、18日の二日間開催されたフェスには、有山じゅんじ、内田勘太郎、大西ユカリ、BEGIN、ザ・たこさんを始めとして数多くのミュージシャンが参加し、多くのセッションも実現した。客席は二日間ともソールドアウトで立ち見も出る程。



二日目に登場した有山じゅんじ(ギター、ボーカル)と山岸潤史(ギター、ボーカル)と清水興(ベース)のユニット「有山岸+清水興」に、フィーチャリングで金子マリ、仲井戸麗市、上田正樹らの大物アーティストが代わる代わる登場。



そこに大阪出身で日本を代表する演歌歌手、香西かおりも登場し「アカシアの雨がやむとき」「バイヤコンディオス」そして、「私の代表曲」と紹介した「無言坂」の3曲を披露した。



以前から、香西は不定期で有山と山岸のステージに飛び入りし、そのユニットは「有山岸香(ありやまぎしか)」と呼ばれていた。事前告知はほとんどなく神出鬼没のユニットと言われていて、今回のように計画的に事前告知されるのは珍しいパターン。



3曲を歌い終わった香西は、リラックスしたサウンドによってアットホームな雰囲気につつまれた客席に「今日は完ぺきに上手くいきました。みんなありがとう!」と言葉を投げかけた。



香西は昨年12月にジャズ、ブルースを中心としたアルバム「うたびと~Stage Singer~」を発表し、演歌歌手としての枠を越えた活動が話題となっている。

そのアルバムには山岸潤史と清水興も参加し、同じくレコーディング参加する予定だった有山じゅんじは体調を崩したため参加できなかった。今回のフェスで有山の参加がようやく叶った形になった。

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