
19日放送のテレビ朝日系「MUSIC STATION ウルトラFES 2016」で宇多田ヒカルが音楽活動再開後、初めてテレビ番組に出演した。同番組に出演するのは8年ぶりとなる。
番組では楽曲のパフォーマンス前に、MCのタモリと宇多田の対談を放送した。活動休止の理由について聞かれると、宇多田は「(活動休止中は)何もしないでいようと。こういう世界からとにかく離れたくて」と心境を語った。続けて「一旦リセットしたいなと思って。だんだんわかんなくなってきちゃって。みんなに求められている私とかと、ただの私が離れてくみたいな」と理由を語った。
活動休止中はアフリカ系の語学の勉強や楽器の練習など、興味のあることに打ち込んでいたという宇多田。15歳からシンガーソングライターとして仕事をしていたため、この休止期間中には失われた青春を取り戻すような経験もしたという。
現在ロンドンに住んでいるという宇多田は「それまで色んなことを周りのスタッフというか、事務所の方たちにやっていただいてたんだなっていうことを自分でやりたくて。家探したりとか、銀行口座開いたりとか、水道代払う手続きの登録をしたりとか、電気会社選んでとか。そういうごくごく当然というか、当たり前のことを」と、イギリスでの生活について語った。
対談後、宇多田はアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」に提供した楽曲「桜流し」を披露した。
番組を観ていた視聴者はTwitterに「昨日のMステ。宇多田ヒカルは、十数年前に初めて見たとき以来の感動と衝撃」「宇多田ねーさんとタモさんの対談が泣ける」「宇多田ヒカルさん、綺麗だったな~」と、完全復活した宇多田に称賛の声を送っていた。