賛否両論!活動休止騒動渦中の川谷絵音・所属バンド「indigo la End」「ゲスの極み乙女。」これまでの“音楽活動”の歩みとは?

2016年10月、川谷絵音の所属するバンド「indigo la End」「ゲスの極み乙女。」が現在決定している公演を終えた後、当面の間活動を休止すると所属事務所を通じて発表された。



今年1月に発売された

に関するニュース">ゲスの極み乙女。のアルバム「両成敗」がグループ初のオリコン初登場1位を記録するなど、今後の活躍が期待されている中、川谷のプライベートにまつわるいくつかの出来事を契機に発表された活動休止という決断に、Twitterでは「まさか解散 とかはないよな…?活動自粛だけだよな…」「若き才能が音楽シーンからいなくなってしまうのは寂しい」と困惑の声も寄せられている。



そんなタイミングだからこそ、川谷の所属していた両バンドのこれまでの軌跡をたどりたい。



<丁寧な情景描写が特徴的なindigo la End>
2010年2月、ボーカル・ギターの川谷を中心に結成されたindigo la Endは、数回のメンバーチェンジを経てギターの長田カーティス、ベースの後鳥亮介、ドラムの佐藤栄太郎の4人で構成されている。結成時には現在ゲスの極み乙女。でベースを担当している休日課長も「絵にならない課長」の名前で活動していた。



バンド名の由来は川谷がファンであるというバンド・スピッツの「インディゴ地平線」から取られていると、川谷はインタビューなどで明かしている。



indigo la Endは疾走感溢れるギターサウンドに川谷のハイトーンのボーカルが合わさった、メロディアスな曲が多いのが特徴だ。歌詞も恋愛について丁寧な情景描写で描かれたものが多い。



<実験的でポップなサウンドのゲスの極み乙女。>
ゲスの極み乙女。は2012年5月に川谷を中心に結成され、メンバーはキーボードのちゃんMARI、ベースの休日課長、ドラムのほな・いこかの4人で構成するバンドユニット。



キーボードのフレーズが印象的な楽曲を多く発表しているゲスの極み乙女。は、各メンバーの強烈な個性と高い演奏技術が特徴だ。男女混合の「ヒップホップ・プログレ・バンド」を自称していることもあり、プログレやヒップホップを基調としたポップなサウンドを打ち出している。



歌詞に関しても繊細な世界観を持つindigo la endと比較すると、ゲスの極み乙女。は言葉遊びや独特の言い回しを使ったユニークでコミカルなものが多く見受けられる。



<根強いファンの多いindigo la End、急速に人気を拡大したゲスの極み乙女。>
indigo la End、ゲスの極み乙女。の両バンドは2014年4月にメジャーデビューを果たした。ゲスの極み乙女。のメジャーデビューアルバム「みんなノーマル」はオリコン最高順位11位を記録し、同じくindigo la Endのメジャーデビューアルバム「あの街レコード」は最高22位を記録した。



インディーズ時代から根強いファンを持ち、早々のブレイクが期待されていたindigo la Endは、ゲスの極み乙女。の予想以上に早いブレイクによって、新たなファン層を獲得し、2ndアルバムの「幸せが溢れたら」はオリコン過去最高7位を記録するなど、今後の大ブレイクも期待されている。



ゲスの極み乙女。は「猟奇的なキスを私にして」(テレビ東京系ドラマ『アラサーちゃん 無修正』OP曲)、「私以外私じゃないの」(『コカ・コーラ』CMソング)に代表されるように、映画・ドラマ・CMなどに楽曲が使用され、知名度を高めていった。特に彼らの代表曲でもある「私以外私じゃないの」は、2015年当時の内閣府特命担当大臣・甘利明衆議院議員がマイナンバー制度を国民にPRするために記者会見で替え歌を披露したことでも話題となった。



川谷個人としても2014年にSMAPへの曲提供(「アマノジャク」「好きよ」)を行うなどメジャーデビュー後はすさまじい勢いでブレイクの階段を駆け上がっていた。そして2015年末にはゲスの極み乙女。はNHK紅白歌合戦にも初出演し、飛ぶ鳥を落とす勢いであったバンドの人気は揺るぎないものとなった。



<人気が拡大する中選ばれた“活動自粛”>
今後の活躍が期待されていた中での、今回の両バンドの活動自粛宣言。ゲスの極み乙女。に関しては12月にリリース予定だった3rdアルバム「達磨林檎」の発売を中止する判断も下されている。



先日行われたindigo la Endのライブでは、川谷が活動自粛について触れ、「ファンのため、スタッフのため、自分のために必ず戻ってくる。安心してください」とファンに語りかけたと報じられている。



Twitterでは依然川谷に対する厳しい意見が大勢を占めているが、一方で「報道されてる絵音さんて、私達が知ってる絵音さんと全く違うのよね。

ほんとソレ耐え難いんです」「川谷絵音の描く曲は好きだからはやいとこ復活してほしい」「ロックバンドがめちゃくちゃやっていい時代はとうの昔の話になったね」と、報道への同情の声や2バンドの復活を待ち望むファンの声も上がっている。