『らんまん』万太郎は田邊教授の思いを背負って研究に邁進&寿恵子は料亭で働くことに

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現在放送中のNHK連続テレビ小説『らんまん』。第20週「キレンゲショウマ」は、万太郎(神木隆之介)と田邊教授(要潤)にスポットが当たる展開となった。

本記事では、そんな第20週の内容を振り返ると共に、第21週の注目ポイントを紹介したい。<※ネタバレあり>



『らんまん』は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。幕末から明治、そして激動の大正・昭和と混乱の時代の渦中で、愛する植物のため一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎とその妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描く。



第20週では、万太郎と田邊教授が新種発表をめぐり、研究に打ち込むという展開が描かれた。万太郎の元には高知の山で出会った虎鉄(寺田心)たちから続々と植物標本が送られてくるようになり、日本中に植物仲間が増えていった。それから3年の月日が流れ、万太郎が住んでいる長屋の面々はそれぞれ旅立ち、寿恵子は3人目の子を妊娠する。

一方、森有礼(橋本さとし)が暗殺され、後ろ盾を失った田邊は失意の底にいたが、妻の聡子(中田青渚)に背中を押され、植物の研究に本腰を入れるようになった。学生たちと採集旅行に出かけた田邊は、そこで新種かもしれない植物を見つけ、大学の総力を挙げて研究するが、万太郎も期せずして同じ花と出会い、研究に没頭。先に田邊が新種かどうかを見極めるために必要な果実の標本を手に入れ、「キレンゲショウマ」と名付けて発表した。しかし、その後田邊は帝国大学を追放されてしまい、植物学教室は田邊に代わって徳永(田中哲司)が教授となったのだった。



8月21日から放送の第21週「ノジギク」では、田邊が教授職から退いて2年が経ったある日、田邊の妻である聡子が万太郎の元を訪れる。田邊の言づてを聞き、その蔵書を受け取った万太郎はこれまで以上に研究に打ち込むが、槙野家の生活はギリギリ。

寿恵子は万太郎の研究と家族の生活のため、叔母・みえ(宮澤エマ)の料亭で働くことになった。そんな中、料亭に得意客の岩崎弥之助(皆川猿時)がやってきて、皆で菊を持ち寄って品評会をしたいと言い出す。一等に選ばれた菊は岩崎が買い上げると聞いた寿恵子は借金返済のため、万太郎に菊を採集してきてほしいと頼む…という展開になるようだ。



かつては万太郎が植物学教室に出入りすることを許可するなど、万太郎にとっては深い恩がある田邊。その蔵書が万太郎に託されるという、どこか不穏な展開を感じさせる予告に、ネットでは「来週、見るのが怖いです…」「田邊教授心配」「せっかくいい感じになってきたのに」といった悲しみの声があがっている。田邊の思いも背負って、いっそう植物研究に邁進する万太郎たちの活躍に注目だ。