
2020年末で嵐の活動を休止し、現在は個人として、俳優業やバラエティ番組、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』などでマルチな活躍を続けている二宮和也。そんな二宮が出演し、SNSを中心に大きな話題を呼んでいるのが現在放送中の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)だ。
昨年はスペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』(フジテレビ系)や同年8月公開の映画『TANG タング』で主演を務めたほか、日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)では娘を誘拐されてしまった父という難しい役どころを好演した二宮。そんな二宮が現在出演しているのが、初回放送の無料配信再生数がTBSドラマ歴代最高を達成し、その後も再生回数の記録を次々に達成し続けるなど、夏クールのドラマの中でも高い注目を集めている日曜劇場『VIVANT』だ。同ドラマは、堺雅人演じる主人公・乃木憂助が、自身の務める丸菱商事で起きた誤送金事件を受け、金を取り戻すために中央アジアの国・バルカ共和国を訪れるところから物語が始まるアドベンチャードラマ。2ヶ月半にわたってモンゴルでロケが行われるなど、“世界水準のドラマ”を目指した壮大なスケールで製作されている。
第1話のラストシーンにサプライズで登場した二宮は、謎のテロ組織・テントのナンバー2であるノコル役を演じているが、作中では役所広司演じるテントのリーダーのノゴーン・ベキに“お父さん”と呼びかける場面があった。ベキは乃木の父親とされており、SNSでは乃木とノコルの関係に対する考察も盛んに行われている。8月27日放送の第7話の終盤では、そんな2人が直接対峙し、ロシア語で会話する緊迫感あふれるシーンが放送され、視聴者からは「ニノがロシア語話してるのカッコよすぎる」「堺雅人とニノのロシア語でのやりとり対決の演技に震えるほどワクワク痺れた!!」などの反響があった。二宮は昨年公開された、シベリアの強制収容所を舞台にした映画『ラーゲリより愛を込めて』でもロシア語に挑戦しており、そうした経験もリアリティのある作品作りに一役買っているのではないだろうか。
公式サイトのコメントの中で、初共演となる堺との演技について「僕は前に出過ぎず、引き過ぎずのいい塩梅で、堺さんにその押し引きをドンとぶつけていきたいですね」と語っていた二宮。第7話では、乃木がノコルに銃を向けて人質とするシーンや、“自分はノゴーン・ベキの息子だ”と伝えた乃木にノコルが掴みかかる場面など、2人によるスリリングな展開が描かれたほか、第8話の予告では囚われた乃木にノコルが「なあ、兄弟?」と声をかける場面も公開されており、今後は堺と二宮の掛け合いが多く見られそうだ。
俳優として数々の作品に出演して経験を磨き、『VIVANT』でも存在感を発揮している二宮。