
昨年、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに抜擢されたことが発表され、注目を集めた高石あかり。現在公開中の映画『遺書、公開。
高石は、2019年より俳優活動を本格化させると、2020年には社会現象にもなった人気漫画『鬼滅の刃』の舞台版で主人公の妹・禰豆子役を務めたことで話題に。2021年に公開された映画『ベイビーわるきゅーれ』では元女子高生の殺し屋・杉本ちさと役で激しいアクションに挑戦し、一躍ブレイクを果たした。その後も話題作に次々と出演し、「第15回TAMA映画賞」の最優秀新進女優賞を獲得するなど、最注目の若手女優として存在感を増している。
高石の強みの1つは、「第15回TAMA映画賞」でも“言葉にせずとも目で訴えかける静の佇まいから、抑えきれない感情の抑揚を全身で体現する躍動感まで、変幻自在に役に入り込んだ”と評価された、“静”と“動”を自在に操る高い演技力だろう。序列1位のクラスメイト・姫山椿の自殺を巡り、学級が崩壊していく様子を描いた映画『遺書、公開。』でも、そうした躍動感のある激しい演技が光った。作中では、姫山の親友でありながらも、実はその裏に恐ろしい本性を隠している御門凛奈役を怪演。映画を観たSNSユーザーからは、「高石あかりちゃんの演技力凄すぎてすごく引き込まれた」「鳥肌立ちました!」「背筋ぞわっとして何度も圧倒されてしまった」と称賛の声があがったほどだ。
そんな高石だが、文科省のエリート官僚が高3の担任教師になり、令和の18歳と共に日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かうドラマ『御上先生』でも生徒役を務めており、こちらでは、真面目で育ちが良く、成績も優秀で友達思いな千木良遥役を演じている。『遺書、公開。
高石は、手塚治虫原作の壮大なSF青春ストーリーを現代解釈したドラマ『アポロの歌』(MBS・TBS/2月18日深夜より放送)や映画『ゴーストキラー』(4月11日公開予定)など、朝ドラ以外の待機作も多く、2025年は大きな飛躍の年となりそうだ。若手の実力派女優として、さらなる輝きを見せてくれることを期待したい。
※高石あかりの「高」は、はしごだか