深夜から撤退する外食、なぜコンビニは24時間営業を続けるのか?

深夜から撤退する外食、なぜコンビニは24時間営業を続けるのか?
       

 深夜営業から撤退する外食が増えている。その理由は、日本人の生活スタイルが夜型から朝方にシフトしたことだという。さらに消費者の意識が「外食は贅沢」と考えるようになったことである。


 消費者の意識を知るアンケートからも「外食は贅沢」と考えていることが分かる。カカクコム<2371>が運営する「食べログ」の外食に対する消費者の意識調査では約35%の人が「外食を減らす」と答えている。さらに「1人での外食を減らす」と答えた人が65%を超えていた。


 この事実を裏付けるように2014年7月に松屋フーズ<9887>が従来の牛丼をプレミアム牛丼に切り替えた。この結果、客足が落ちてしまった。その後、従来の牛丼に戻したが客足が戻ることは無かった。


 日本人の生活スタイルが朝方になった例としてモスフードサービス<8153>の売上げがある。14年度のモスバーガーの時間帯別売上高を05年度と比較すると、朝食帯は数十億円増えているが、夕食帯はそれ以上に減っているのだ。


 一方、コンビニは消費者の生活スタイルが変わっても24時間営業を続けている。リサーチバンクが13年に実施したコンビニの時間帯利用者数を見ても深夜の時間帯(0時~6時)の利用者は他の時間帯に比べて圧倒的に少ない。


 売上げが少ない時間帯にもかかわらず深夜営業を続けるのは、コンビニ特有の理由があるからである。


 コンビニの利用者のピークは午前7時から9時台に訪れる。このピークに商品の品揃えをするには深夜の商品搬入が必要である。さらに深夜に商品搬入をすることは道路が空いているなど物流のコストが低く抑えられる。


 そして、コンビニは深夜の「駆け込み」としての役割がある。日本フランチャイズチェーンが10年に調べた駆け込みの資料では、23時から5時までが駆け込み全体の半数を占めている。前年の09年よりも駆け込みの件数は増加している。


 深夜営業から撤退する外食が多い中、コンビニが24時間営業を続ける理由は、早朝の品揃え、物流コスト、防犯の役割、この3つの理由があるからなのだ。(編集担当:久保田雄城)

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2015年4月10日の経済記事

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