
フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、スポーティバージョンGolf GTI のパフォーマンスを最大限まで高めた限定車「Golf GTI TCR」の受注開始を発表した。限定販売台数は600台。納車は11月以降を予定する。
今回導入する限定車「Golf GTI TCR」は、WTCR(ワールドツーリングカップ)に参戦するレーシングモデルのストリートバージョンとして開発したモデルだ。
パワートレーンは、現行最高峰Golfの「Golf R」の2.0リッターTSIユニットをベースに専用チューニングし、最大出力はGolf GTIよりも60psアップした290ps(213kW)/5400-6500rpm、最大トルク380Nm(38.7kg.m)/1950-5300rpmを発揮。7速DSGと組み合わせにより、0-100km/h加速5.6秒を記録するなど、日本でこれまで販売した「Golf GTI」シリーズのなかで史上最強のモデルだ。
その他、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック、前後輪共ベンチレーテッド大径ブレーキディスク、官能的な排気音を奏でるチタンエキゾーストシステムなどの特別装備を採用し、GTIの運動性能を最大限まで高めた。車両寸法は全長×全幅×全高4275×1800×1465mm、ホイールベース2635mm。重量は1420kgだ。
インテリアには、TCR専用ファブリック&マイクロフリースシートを装備し、赤いラインをフィーチャーした新デザインのシートトリムが室内をスポーティに演出する。さらにステアリングホイールは、12時の位置に赤いアクセントの入った専用アイテムとし、フロントドアを開けると、地面にTCRロゴを映し出すプロジェクション機能など、ドライバーを刺激し高揚感を高めるアイテムを満載する。