【写真】松井珠理奈プロデュースの卒業公演、夜公演の様子【20点】
松井珠理奈、江籠裕奈、熊崎晴香の3名がステージ上に登場し、『ウッホウッホホ』から夜公演はスタート。ゴリラ役の山内鈴蘭が消毒してからバナナを食べるコミカルな動きで笑いを誘う。その勢いのまま『青春ガールズ』、『偉い人になりたくない』と続き、松井がプロデュースしたユニット「Black Pearl」が『Change your world』の2回目のライブパフォーマンスを披露した。
「松井珠理奈マル秘暴露大会」と題したMCをはさみ、前日に卒業コンサートを開催した高柳明音が松井玲奈のポジションを務め、『TWO ROSES』をデュエット。9期生と10期生で『青空片想い』に続いて、“卒コンで聴きたい一曲大投票”の候補曲になっていた『アイドルはウーニャニャの件』を松井、大場美奈、古畑奈和、熊崎晴香、菅原茉椰、須田亜香里、高畑結希で披露。
『思い出以上』では江籠裕奈、北野瑠華、井田玲音名が大人の色気で魅了した。一転『天使のしっぽ』では大谷悠妃、平野百菜、太田彩夏がしっぽをつけた衣装でキュートなパフォーマンスを、上村亜柚香、水野愛理、末永桜花は『黒い天使』で黒いレザーの衣装に身を包み普段と違う大人びた表情を見せた。
江籠裕奈が「皆さん、こんばんは。SKEの天使です(笑)これからの未来は私たちに任せてください」と始まった『ここにだって天使はいる』では、松井の加入当時の様々なシーンがステージ上のモニターに。MCで「天使」がつく楽曲を担当したメンバーが「萌えゼリフ」を次々に披露すると、来月卒業が決まっている竹内彩姫がひと際会場を沸かせ、バラエティに富んだSKE48メンバーをお披露目したブロックとなった。
会場が暗転し、『Parting shot』で現れた松井は、なんとバッサリ髪をカットしたショートカットに。
大好きだという倖田來未『キューティーハニー』のカバーで「卒業するわよ」と決めゼリフを残すと、ゲストのDJ TORAが登場。会場は巨大なダンスフロアと化し、ダンスナンバーを続けて披露。リクエストアワーでも人気の高い松井のソロ曲『赤いピンヒールとプロフェッサー』と『Who are you』では、同曲の振付師であるNami Jとダンサー6名と共に華やかなステージを繰り広げた。
SKE48の1stシングル『強き者よ』ではメンバー全員に加え、卒業した1期生から11名のメンバーがサプライズ登場。全員赤い衣装で力強く歌声を響かせた。さらにステージには矢方美紀が登場。ギターを弾きながら松井と『不器用太陽』をデュエットした。
「みなさん6期生です。おじゅりのことが大好きすぎて、ごめんね、SUMMER!」と熊崎が元気いっぱいに曲紹介し、6期生全員がステージに。9期生と10期生で『賛成カワイイ』、全員で『バンザイVenus』とSKE48の代表曲を続けて披露した。
「みんな、大好きー!」と始まった自身のデビューソング『大声ダイヤモンド』では松井がトロッコで会場を周り、事前に募集していた「好き」という掛け声で大きく盛り上がった。
「いつもセンターで歌ってると、みんなのパワーを横からも背中からもすごい感じるの。そのおかげで自分もパワーが出せてるから、今日もすごい幸せだった」と話していると「珠理奈!」と卒業生の佐藤すみれが登場。
会場に来られなかった1期生の大矢真那や松井玲奈、AKB48卒業生の高橋みなみや小嶋陽菜など海外含めた48グループのメンバーや、プロレスラーのケニー・オメガからの卒業を祝うビデオメッセージが映し出された。松井は多くのメッセージに感激し、海外の48グループのメンバーに「いろんなところに行ってみたいなと思ってるので、会えるまで待っててください」と卒業後の展望を語った。
「さびしいですが、最後の1曲です。私が歌う最後のシングル聞いてください」と『恋落ちフラグ』では会場に松井のメンバーカラーのオレンジと緑の紙吹雪が舞い、本編を締めくった。
アンコールではこれまで涙を流してきた松井のヒストリーがモニターに映し出され、1期生の楽曲『神々の領域』をオリジナル衣装でソロ歌唱。『Glory days』はなんと、オリジナルメンバーの桑原みずき、中西優香と共にパフォーマンスし、SKE48の歴史を知るファンには胸が熱くなる演出となった。
「珠理奈さんが私たちに残してくれたものは本当に大きくて、これから珠理奈さんのいない穴をどう埋めていったらいいか、珠理奈さんの背中を見てきた私たちだからこそ、一番強い気持ちでそれを思っています。ですが、珠理奈さんはみんなに頑張ってねというエールをいつも心から送ってくれて、そのエールに励まされて今日もこのステージに立つことができました」という、松井の卒業後、一番初期のメンバーとなる斉藤真木子の言葉の後、松井が緑のドレスで登場。
自身が作詞した卒業ソロ曲『Memories~いつの日か会えるまで~』を心を込めて届けた。ステージ下にはオレンジ色の衣装を身につけたメンバーが集まり、ステージ上も会場のサイリウムもオレンジと緑に染まった。
「メンバーに本当に支えられてきました」と、10回目の総選挙(2018年AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙)でリハーサルに出られず部屋で泣いていたときにメンバーが全員で「カッコイイ珠理奈さん見せてください!」と励ましてくれたことを明かし、「あれがなかったらもっと早く倒れてた」と振り返った。「メンバーが(自分に)付いてきてくれて、なんかいつのまにかメンバーに引っ張られてきたんだなと思ったら、すごくみんなが頼もしくて、だから卒業を決められました。みんなありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。
「信じれば、誰かがそばにいれば、ファンの皆様がそばにいれば、夢はかなう。13年間皆さんがそう思わせてくれました。みんなで心をつないで、また明るい未来がきたらいいなと思いながら、私も明るい未来に向けて卒業したいと思います。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と話し、メンバー全員が作る花道を通りながら「みんな楽しむんだよ」と声をかけ、「大好き!幸せ!ありがとう!!」とステージを後にした。
その後、斉藤真木子が「珠理奈さんが私たちに向けて書いてくれた、ファンの皆様への感謝の気持ちが綴られた曲です」と語り、松井が作詞した未発表の新曲『オレンジのバス』を全員で披露。斉藤から「珠理奈さんが残してくれたこの『オレンジのバス』と一緒に私たちSKE48は歩み続けて走り続けていきたいと思います!本日はありがとうございました」と挨拶し、卒業コンサートを締めくった。
尚、SKE48劇場での松井珠理奈最終公演は、4月29日(木祝)に開催されることが決定。
10日の高柳明音卒業コンサート、11日の松井珠理奈卒業コンサートおよび各日のアフターパーティ配信は、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」でアーカイブ配信中となっている。
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