(前後編の前編)
【写真10点】爽やかな笑顔をみせる永島聖羅の撮り下ろしショット
――2月21日に乃木坂46の1周年ライブ(2013年2月22日)をYouTubeで配信して、1期生が実況する企画がありましたが、その配信を観ていたそうですね。
永島 はい。あの頃の必死な自分を見て恥ずかしくなりました(笑)。人数が多い中で、自分の色を出していかなきゃという気持ちが強かったんです。だけど、当時はグループもまだ1周年でしたから、私だけじゃなく、みんなガムシャラだったと思います。
――いまの乃木坂46に残っている1期生8人に対して思うことはありますか?
永島 正直、約10年経って8人も残っているなんて想像していませんでした。私はグループが成長していく途中で卒業したので、外側からグループが大きくなっていく姿を見させてもらって、1期生の8人には感謝でいっぱいです。みんな10年近く頑張ったから、好きなだけアイドルを楽しんで、自由に道を選んでほしいと思うし、とにかく幸せになって欲しいです。
――8人の中でも、齋藤飛鳥さん、樋口日奈さん、和田まあやさん、星野みなみさんは加入当初は10代前半でした。
永島 そんな子たちがみんなお酒を飲める年齢になっていることが衝撃ですよ(笑)。当時、私を含めた94年組が中間の世代でしたから。
――その94年組も去年、井上小百合さんと中田花奈さんが卒業したことで全員いなくなって……。
永島 いい意味で、時代は移り変わっていくんだなと感じますね。
――卒業したメンバーの活躍はチェックしてますか?
永島 「こんな仕事をしているんだ」と思いながらインスタを見てます。乃木坂46の卒業生は家族みたいな感じで、まいまい(深川麻衣)の大河ドラマ出演が決まったときは全力で祝福しましたし、ひとつひとつの活躍にうれしくなるんです。人それぞれペースは違うので、私も一歩一歩頑張っていこうと思ってます。
――卒業後の永島さんの仕事では、『乃木坂工事中』(テレビ東京)の裏番組の『Going! Sports&News』(日本テレビ)で天気のキャスターを担当(19年4月~20年3月)したことがありました。
永島 『Going!』はオーディションで決まりました。ファンの方はご存知の方もいるかもしれませんが、『沈黙の金曜日』(FM FUJI)で天気予報を全然読めなかったんですよ。あの頃は自分が地上波の生放送番組でお天気キャスターをしているなんて想像もつかなかったので、感慨深いものがありました。そもそも全国放送の生放送番組に毎週出演させていただいて、家族や友達に観てもらえる機会がグッと増えたことがうれしかったです。
――『Going!』では、乃木坂46のメンバーだった市來玲奈アナとの共演もありました。
永島 「久しぶり!」と言い合いました(笑)。まさか日本テレビのアナウンサーになるなんて。
――さらにテレビ朝日のアナウンサーにも元乃木坂46メンバーがいますからね。
永島 滑舌が悪いキャラだったのにアナウンサーになるなんて(笑)。ちーちゃん(斎藤ちはる)とも共演したいですね。滑舌がよくなる方法を教えてほしい。
――『Going!』は『乃木坂工事中』の裏だから、乃木坂46を知らない人が観ている可能性が高い番組ですよね。
永島 それまでは「乃木坂46にいた永島さんですよね」と話しかけられることが多かったですけど、「『Going!』観てます」と言われることが増えて、違う層の方が見てくれているんだなと気づきました。
【後半はこちら】永島聖羅が振り返る『お茶にごす。
▽永島聖羅
1994年5月19日生まれ、愛知県出身。2011年に乃木坂46の1期生として活動開始、2016年に卒業。 現在はタレントとしてドラマ、舞台、バラエティ番組と幅広く活躍中。Amazon Prime Videoにて配信中のドラマ『お茶にごす。』に出演中。 2021年、テレビ東京にて地上波オンエア予定。
Twitter:@seira_0519n
Instagram:seira_nagashima
スタイリング: 津野真吾(impiger)
[衣装協力]
Histoire、OSEWAYA、BRAND SELECT