【写真】あの“ビジネスパートナー”と歌った『友達のままで』では涙も、高柳明音卒業公演の模様【9点】
高柳は2009年に2期生としてSKE48に加入。
同じチームKIIのメンバーや同世代のメンバーに加え、舞台『SKE48版ハムレット』で家族役として共演した野島樺乃、佐藤佳穂や、幼少時よりSKE48のファンで憧れて加入し、メンバーとして頑張っている倉島杏実が出演した。
1日目の公演は終始明るく楽しいムードだったが、2日目はいよいよ最終公演。最初のMCで高柳は、「皆さん、楽しんでますか? この一瞬一瞬見逃しちゃダメですよ」と挨拶した後、『お待たせSet list』で、この公演を始めた際、「何年先までずっとこの気持ちを持ち続けていられるのかな」と早くも涙ぐんでしまったことを明かした。
新型コロナウイルス感染症対策のため、劇場公演ではこれまで基本的にユニット曲のパフォーマンスはなかったが、高柳のユニット曲『クロス』だけは特別に披露。
2日目は日本ガイシホールでの卒業コンサートに続き、北野瑠華、日高優月とのユニットで、チームKIIで定着したこの3名の姿もついに見納めに。「バイクを高速でぶっ飛ばしてる気持ちでやりました」「最高だったよ!またいつか」と言いながら高柳がステージを後にすると、日高が「うちらで『クロス』守ってくから!」と力強く宣言。客席から温かい拍手が送られた。

本編を終えると、声を出せない会場では、スピーカーから事前に録音したアンコールの掛け声が流れるという演出がファンから贈られ、客席ではそれに合わせて拍手のアンコールが。
Wアンコールでは「明音まちゅりだ、ちゅりちゅり!」という掛け声が流れ、ステージに登場したメンバーも同じ掛け声で踊り、SKE48の代表曲『青空片想い』、『1!2!3!4!ヨロシク!』、『ごめんね、SUMMER』、『バンザイVenus』、『パレオはエメラルド』をメドレーで元気いっぱいにパフォーマンスした。
そして、高柳が大場美奈に「SKEに来てくれてありがとう!最高のビジネスパートナーだったけど、これからは大事な友達だよ」と声をかけ、『友達のままで』を2人で初披露。2人とも涙を浮かべながらも笑顔でしっかりと歌い切った。

17歳でSKE48に加入してから先日の卒業コンサートまでの軌跡を辿る映像の後、高柳は鮮やかな和柄ドレス姿で登場。卒業ソロ曲『青春の宝石』で心を込めた歌声を響かせ、「皆さんの存在一つ一つが私にとっての宝石だなと思って、ここが宝箱みたいだなと思っちゃいました」と笑顔を見せた。
その後は同期の斉藤真木子が手紙を朗読。同期で加入してから一時期距離があったものの、2年前の同期の内山命の卒業を機に少しずつ縮まっていった2人の思い出を綴り、「たくさんのごめんねとありがとうを込めて」と結んだ。
最後の挨拶で高柳は、「私はSKE48に入ってセンターになりたいって言えなかったんですね。初期からセンターに立っていた、Wセンターのあの二人を見てるからこそ、簡単には言えなくて。センターになりたいって一回くらい言えばよかったって。でもきっと時間が巻き戻っても私は言わないと思います。自信がないとかじゃなくて、最後この瞬間に後悔がないからです」と話し、「大好きなアイドルになってSKE48に入って幸せだったし、SKE48以上の青春はもうないです。
そして、「自分がもっともっと頑張って、皆さんにもっともっと幸せに幸せになってもらうために、高柳明音として上を目指して頑張っていきたいと思いますのでこれからも応援してもらえると嬉しいです。名古屋でもっともっと活躍できる女優さんになれるよう頑張っていきたいと思います。本日は幸せな卒業公演を迎えられて本当に幸せでした。ありがとうございました」と、時には涙を見せながら、感謝と力強い決意の気持ちを語った。
「最後の曲は思い切りおまちゅり騒ぎさせていただきたいと思います!」と『DADAマシンガン』で明るくはじけたステージで閉幕。
ステージを去り際に「あ、みんな、そうだ、これ最後に言いたいと思ってたの」と切り出し、「みんな幸せになってください。どんな形でもいいから。私は自分を応援してくれたみんなとSKE48を応援してくれてるみんなが幸せだったら私も幸せです。これからもみんなが笑っていられることを私は心から望んでます。ありがとうございました。大好き!」と言葉を残し、公演を締めくくった。
今回の公演は、SKE48 LIVE!! ON DEMANDでアーカイブ配信され、2日間の公演の模様は、7月28日(水)に発売されるスペシャルBlu-ray/DVD BOXに収録される。

▽高柳明音 コメント(概要)
SKE48に入って12年の間に本当にいろんな事がありました。自分が好きなアイドルになって幸せっていう気持ちと自分がなりたかったアイドル像にうまく手の届かない自分のもどかしさと、応援してくださってるファンの皆さんを幸せにしたいという思いが伝わるときと、うまく言葉にしてつたえられないとき、本当にいろんな事がありました。
自分の中でぶれちゃいけない、軸じゃなきゃいけないというものがありました。アイドルとファンは幸せでなければいけない、というのが自分の中でのモットーでした。
私はSKE48に入ってセンターになりたいって言えなかったんですね。初期からセンターに立っていた、Wセンターのあの二人を見てるからこそ、簡単には言えなくて、センターになりたいって一回くらい言えばよかったって、でもきっと時間が巻き戻っても私は言わないと思います。自信がないとかじゃなくて、最後この瞬間に後悔がないからです。
私がSKE48に入って、一番大切なんだなって思ったのは、自分を好きなことを続けることです。途中でポジションが下がって、私は必要ないのかなって辞めようかなって思ったあのときに辞めなくて良かった。悔しいっていう気持ちのまま辞めていたら後悔していました。
みんなが支えてくれたから続けてこれたし、こうやって全部がいい思い出で、辛かったことも悔しかったことも自分の力になってて、みんなにとっても思い出したくない悔しい思い出もあると思うけど、それもいい思い出になりました。
自分が自分であるために必要な12年だったと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。大好きなアイドルになってSKE48に入って幸せだったし、SKE48以上の青春はもうないです。一生忘れられない、忘れられない、誇れる日々でした。
SKE48に入って出会えた皆さん、メンバー、曲、たくさんの楽曲を歌わせていただいたことが本当に幸せでした。
自分がもっともっと頑張って、皆さんにもっと幸せになってもらうために高柳明音として上を目指して頑張っていきたいと思いますので、これからも応援してもらえると嬉しいです。名古屋で活躍できる女優さんになって、いつか、名古屋と言ったら高柳明音だよねといってもらえるようにがんばります。ありがとうございました。
